知財関連のテーマではありませんが、本日の日経金融新聞1面の記事がちょっと興味深かったので紹介したいと思います。
生命保険業界に関する記事で、既存の契約をどれだけ維持できているかを示す「契約維持力」を指標化してランキングしています。業界のランキングというと、普通は新規契約の件数や契約残高を注目しそうですが、「契約した人がどれだけ契約を継続・増額しているか」というこの指標は、顧客の満足度からサービスの質が推測できそうで、非常に興味深い視点だと思います。
3つの指標のうち「解約・失効率」をみると、プルデンシャル生命がダントツで1位になっています。平均が7%に対して4.7%と頭一つ抜けた数値ですから、これは一体何が理由なのだろう、と気になるところです。
記事によると、同社は他社と販売手法が異なるとのこと。営業社員は「顧客の仕事や家族の状況、将来設計などリポートにまとめて支社長に提出し、リポートを基に商品が顧客に合っているかを社内で4段階でチェックをかける」そうです。質の高いサービスを提供するには、当然ながら理由があり、こうした仕組み(一種の「知的財産」でしょうか)が機能しているということでしょう。
知財の世界でも、「三位一体を実践する」とか「明細書の質を高める」とかキャッチフレーズを唱えるだけでは意味がなくて、それを成果として示していくためには、そのための仕掛けを作り、運用することをしっかりやっていくことが重要なのではないでしょうか。
生命保険業界に関する記事で、既存の契約をどれだけ維持できているかを示す「契約維持力」を指標化してランキングしています。業界のランキングというと、普通は新規契約の件数や契約残高を注目しそうですが、「契約した人がどれだけ契約を継続・増額しているか」というこの指標は、顧客の満足度からサービスの質が推測できそうで、非常に興味深い視点だと思います。
3つの指標のうち「解約・失効率」をみると、プルデンシャル生命がダントツで1位になっています。平均が7%に対して4.7%と頭一つ抜けた数値ですから、これは一体何が理由なのだろう、と気になるところです。
記事によると、同社は他社と販売手法が異なるとのこと。営業社員は「顧客の仕事や家族の状況、将来設計などリポートにまとめて支社長に提出し、リポートを基に商品が顧客に合っているかを社内で4段階でチェックをかける」そうです。質の高いサービスを提供するには、当然ながら理由があり、こうした仕組み(一種の「知的財産」でしょうか)が機能しているということでしょう。
知財の世界でも、「三位一体を実践する」とか「明細書の質を高める」とかキャッチフレーズを唱えるだけでは意味がなくて、それを成果として示していくためには、そのための仕掛けを作り、運用することをしっかりやっていくことが重要なのではないでしょうか。