赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

夏休みの自由研究(1)

2007-09-05 01:25:55 | 違う、ガンヲタじゃない
 遅くなりましたが夏休みの宿題の自由研究をできたところから提出、行きまーす。

○研究テーマ
 夏休みも佳境に入った真夏の遊園地に、事もあろうに三十路の野郎2人で行っても人間は精神的にその屈辱に耐えることができるのか否か。

(1)調査場所に到着するまで
 上記テーマを検証するため、8月最後の日曜となった26日、新宿からバスで一路目的地である富士急ハイランドへと現地調査に向かった。予め断っておくが、別に新しいアトラクションである「ガンダムクライシス」に乗りたいという理由だけで富士急に行ったわけではない。誤解である。

 バス乗り場で薄々気づいていたことだが、そもそもバスの年齢層からして若い。残り少ない夏休みを惜しむように青春を謳歌する若者たちのなかで、三十路のオッサン2人がポツーンと座ってスポーツ新聞を読みながら富士急行きのバスに乗っている姿はさぞかし違和感があったに違いないが、ここは活字に没頭することで羞恥心を滅却することに成功。心頭を滅却すれば人間としてそれで良いと果たして言えるのかはさておき。

 朝9時に現地到着(張り切りすぎ)。朝早くにも関わらず厳しい日差しが照りつけるチケット売り場の前で、親子連れやカップルで賑わう行列に野郎2人で並んだ時点で心が折れそうになる。フリーパスのチケットを受け取ってさっさと中に入ろうと思ったが、フリーパス用の写真を撮れなどという恥辱が待っていた。昔歴史の教科書で見た徳川慶喜の写真のような怪しげな白黒写真となる。

(2)アトラクションにて
 急いで「ガンダムクライシス」に向かうと、予想どおり既に行列。ところどころにカメラを持ったヲタがうろうろしているが、遺憾ながら行列に野郎2人で並んでいるのは我々のみであるという残酷な事実に気づかされる。断っておくが筆者は決してガンヲタではない。一介のライトなガンダムファンである。

 しばらく並んでいると、ようやく建物のなかへ。「さらにできるようになったな、ガンダムッ!」や「素人め!間合いが遠いわ!」などの往年の名セリフがところ狭しと壁いっぱいに記されており、痛い野郎おっさん2人も遂に興奮が隠せない状態に。ええい周りの目線など、冗談ではない!と、ここに至りやや浮世離れの危険性が格段に高まってくる。ここでは実際にゲームを始める前のルールや諸注意事項が、地球連邦軍の制服を着用した若い女性からブリーフされる。これを観て「制服は青じゃなくてピンクだろ」とか冷静な顔で不満を述べる相方にドン引きするに至る。

(続く)
 あのですね、これはあくまで「実験」なので、どうか引かないで下さいお願いしますw