台湾ワン!(Taiwan One!)

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怎麼了嗎?(大丈夫ですか?)

2013年07月17日 | 日々の日記帳
某天我走在家附近的路上,有一個身穿學校制服的女生匆匆忙忙從我身邊跑過。
ある日自宅の近くを歩いていたところ、学校の制服姿の女の子があわてた様子でわたしを追い越した。

我看她拿著一張地圖東張西望,便知道她應該是在找什麼地方,後來我的腳步跟上了她,便上前問她「怎麼了嗎?」,這時她直覺反應是「沒...沒事」,但臉上卻寫著徬徨。
地図を手にきょろきょろまわりをみる姿から、きっとどこかをさがしているんだとわかった。まもなくわたしの歩くスピードが彼女を追いつき、近寄って「大丈夫ですか?」とたずねると、彼女の口からとっさに出た言葉が「大...大丈夫です」。しかしその答えとは裏腹に「どこへいけば...」の表情だった。

當下我想到最近看的一本書裡寫道「如果你想讓對方開口說出他的問題,就要以對方容易開口的方式問他」,所以我馬上換了一個比較具體的問法「你要去哪裡嗎?」,這次她不猶豫,立刻回答說「國立劇場」。
すぐさま、最近読んだ本に書かれたことを思い出した。「相手に困っていることを吐き出させるためには、相手が言いやすいように質問するべきだ」。さっそくより具体的な質問に切り替えてみた。「どこかに行くんですか?」。今度は躊躇することなく「国立劇場です」といってくれた。

我們正好就在國立劇場的後門不遠處,所以我告訴她說「右邊前面就是國立劇場的後門,你可以從後門進去,但是過馬路的時候小心一點喔」,她深深地鞠了一個躬道謝便又匆匆向前跑去。
ちょうど国立劇場の裏門あたりにいたので、「右前が国立劇場の裏門です。そこから入れます。でも道を渡るときは気をつけてくださいね」と教えた。すると、彼女は深々と一礼をしてまた前へ走り出した。

目送她離開,我邊走邊想著,要是在台灣,大家都習慣隨時找人問路路或隨時被人問路,所以走在路上突然有陌生人問你「怎麼了嗎?」,你也不會受到驚嚇,一定從實招來告訴這位好心人你迷路了,並請他指點迷津。
彼女の姿を目で追いながら考えた。台湾だったら、道を聞いたり、聞かれたりするのが日常茶飯事のことで、道端で知らない人に「大丈夫ですか?」と聞かれてもびっくりせずに、正直に道に迷ったことを話し、行きかたを教えてもらうだろう。

但是在日本,特別是像東京這種大城市,如果一個陌生人突然過來搭話,你可能會不自覺地先退個兩三步,保持一下安全距離,等確認對方沒有安什麼不好的心之後,才會正式和對方對話,
でも日本の場合、特に東京みたいな大都会では、急に知らない人に話しかけられたら、思わず2・3歩後ずさりするだろう。大丈夫そうな相手だとわかってからはじめて会話が成立する。

況且日本人從小就被灌輸「不要帶給別人麻煩」的觀念,所以那位女生的「閉門式」回答是非常正常而可以理解的。
しかも、日本人は子どものころから「人様に迷惑をかけてはならぬ」と躾されているため、例の女の子の「扉を閉める」的な反応がごくごく自然で理解に難くないものだ。

還好她在我第二次問她時,確認我安全無害後願意對我敞開心扉,否則我一定會覺得既然好心沒好報,那我今後何必還要主動找閉門羹吃呢?
私の2回目の質問で、彼女が心の扉を開いてくれてよかった。でないと、きっとわたしは「せっかく親切してあげようと思ったのになによ!今後はもう一切助けません!」の心境になっていただろう。

等等!這種心態有待商榷。是不是就是因為日本人不習慣添別人麻煩,所以即使有陌生人願意主動幫忙,有時候卻反而會遭到拒絕,因此願意主動幫助別人的人就越來越少,結果自掃門前雪的惡性循環就越來越嚴重了呢?
でもちょっと待ってよ。こういう心境はちょっと考え物じゃないの?日本人は人様に迷惑をかけるのが得意でないから、たとえすすんで助けようとした人がいたとしても断られてしまうことがある。そうすると積極的に人を助けようとする人がどんどん減る。結局「対岸の火事」の状況が蔓延するのでは?じつに芳しくないスパイラルだ



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