美容と健康に悩む人たちと共に歩む

リバウンド

みなさん、こんにちは。


すっかり春の陽気となりました。

桜の木も葉桜に変わり始め、あっという間に新緑の季節になりそうですね。


気温も上がりダイエットに取り組みやすくなってきましたが、
今回はダイエットを始める前に是非知って頂きたい、
リバウンドによるリスクについてお話ししたいと思います。



リバウンドの経験は当院の患者様にも多く見受けられますが、
ここで興味深い報告があります。

日本肥満学会誌(vol.15 No.2 2009)でDr.小橋が報告した論文の中にある、
「ダイエット経験が若人女性の自律神経活動に及ぼす影響について」
という内容です。



若年女性では体型のスリム化が進行している昨今ですが、
見た目はスリムでも相対的に体脂肪量が増加した
「正常体重肥満」が20歳代前半の女性の16%に認められており、
体重・体脂肪率ともに標準の女性と比べると、
心拍変動から求めた交感神経活動が低い、
ということが以前の報告で明らかになっています。

交感神経は、日中活発に活動し脂肪を分解、
エネルギーを消費させる働きがあります。

そのため、交感神経の活動が低い=脂肪が燃えにくい体である、と言えます。



同医師は交感神経活動減弱の要因として、
「食事制限中心のダイエット、あるいはその繰り返しが
若年女性の交感神経活動減弱の一因となっている」
との仮説をたて、20歳代女性100人を対象とし、
ダイエット経験の有無および、ダイエット開始年齢・
リバウンド回数について調査。

その結果、ダイエット経験が多く、ダイエット開始年齢が高いほど
(現在の年齢に近いほど)熱産出に関与する
交感神経活動のパワーが低下するとのことです。

つまり、ダイエットが不成功に終わる・
リバウンドしてしまう可能性が高まることになります。



このことからも、むやみに様々なダイエットを試すことは、
交感神経の活動力を低下させ、
結果的にダイエットの効果を下げてしまうことがわかります。


究極の理想は生涯一度だけ、長い期間をかけて
リバウンドの無いダイエットを行なうことですが…
巷では多種多様なダイエット方法が話題になっており、
その度に試してはリバウンドしてしまうという方が現実的には多いと思います。

しかし、このようなリスクを踏まえ、自分の体や生活に合った
リバウンドの無いダイエット方法を見つけることこそが
効率的な取り組み方です。

そして、リバウンド防止には生活の改善と
それを継続することが何より大切です。

そのためにも、体重維持のための食生活がいかに大切か
ということがわかりますね。

ダイエットを始める際にはぜひとも、以上を念頭に置いて頂ければと思います。



では。





ダイエット専門の渋谷ディーエスクリニック
   高周波治療メソセラピーも!!
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