節分の「鰯」 |
みなさんこんにちは。
2月3日は節分でしたね。節分といえば「豆まき」「恵方巻き」が有名ですが、実は他にも節分の食べ物として「鰯(いわし)」があります。節分に鰯を食べるのは主に西日本の習慣で、関東地方はけんちん汁、四国地方ではこんにゃくを食べたりします。
ではなぜ節分に鰯を食べるのでしょうか。鰯は魚へんに弱いと書きますが「いわし」=「弱し」「卑し」ということで、弱くて卑しく、臭みのあるを食べることは「陰の気を消してしまう」という意味があるそうです。つまり『魔除け』として食べるということですね。
また、鰯は魔除けの飾りとしても用いられており、柊の小枝と焼いた鰯の頭の飾りは「柊鰯(ひいらぎいわし)」とも呼ばれています。
鰯には、カルシウム・鉄分なども豊富で、ビタミンなども含まれているため骨や身体を作ってくれる食品です。また、EPA・DHAを含み、血液サラサラ効果、脂肪燃焼効果、コレステロール値を改善させる効果や、中性脂肪を低下させる効果もあります。
ダイエットにもメタボにもよい効果がある鰯。恵方巻きを食べ過ぎてしまった方、来年の節分は鰯にしてみては?
ちなみに鰯の逆、魚へんに強い、では「ロウニンアジ」を指すのだとか。これは造語のようですが、鰯もダイエットにとっては効能を強く持っている魚と言えますね。
では。