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ビタミンD

みなさんこんにちは。東京では久しぶりの晴れ間も見られている今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は「ビタミンD」と新型コロナウイルス感染症についての話題です。

ビタミンDといえば臨床的には骨粗鬆症の治療薬として有名ですが、ある学会誌を読んでいたところ、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の予防として、ビタミンDが注目されていました。

ビタミンDの正体はコレステロール由来のホルモンで、コレステロールから作られた「プロビタミンD」が紫外線のUVBと表皮内で反応することで「プレビタミンD」となり、体温によって変化することで「ビタミンD」となります。

骨粗鬆症の予防には「日なたぼっこ」と言われるのはこのためです。

人間にとって11〜4月にかけては、年間で最もビタミンDの血中濃度が低下する時期です。インフルエンザ患者数のピークは1〜2月で、この時期は血中ビタミンDの濃度が最も低下する時期と一致しています。

ビタミンDと新型コロナウイルス感染症との関連については様々な報告がありますが、ビタミンDの持つ免疫調整機能が維持されれば、サイトカインストームを予防できるようです。

現在、東京の1日の新規感染者数は200名以上となっています。私としてはこの時期は、まだ第一波が収束していない状況と考えています。

いずれやってくる第二波、第三波に備えるためにも、ビタミンDと免疫機能との関係が明確にされることを期待しています。

では。

(出典:アンチエイジング医学_日本抗加齢医学会 vol.16 No.3)

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