美容と健康に悩む人たちと共に歩む

トマトダイエット

みなさん、こんにちは。


昨日は暦の上では「啓蟄」。

"春の暖かさを感じ、冬ごもりしていた虫たちが外に這い出てくる頃"
という意味ですが、今朝の東京は久しぶりに寒さが和らいでいます。



さて、今回は最近話題になった“トマトダイエット”についてお話ししたいと思います。

京都大学の教授による「血液中の脂肪増加を抑える新成分がトマトに含まれている」
という報告が発端になっていることは、みなさんご存知のことかと思います。


トマトの成分で、直接的に脂肪を燃やす効果が見られたのは初めてのことです。

同教授によると、トマトの実とジュースの成分について精密な分析を行い、
中性脂肪を減少させる成分"リノール酸"に類似する新成分、
「13-oxo-ODA」を特定したとのことです。

肥満のマウスにこの成分を与えて実験をしたところ、
中性脂肪量と血糖値に改善が見られ、この物質には
脂肪を燃焼する遺伝子を活性化させる効果があることが立証されました。

また、同教授はヒトにおいては、この効果は毎食コップ1杯(200ml)の
トマトジュースを飲むことで得られるとも言っております。



さらにトマトを多く食べるイタリアなどの国では
動脈硬化の症例が少ないとのデータもありますし、
トマトに含まれているリコピンという物質には抗酸化作用があるので、
ダイエットに良い食品であることは理解できます。



しかし店頭からトマトジュースが消えるほどの過熱ぶりに、
一方で警鐘も鳴らされています。

トマトジュースを毎食200ml、一日に600ml飲むという計算は、

ナトリウム量換算で塩分が約2.4gとなり、厚生労働省が提唱する
一日の塩分摂取量の目標値、男性:9g未満、女性:7.5g未満の3分の1相当となります。

これに親子丼や焼きそば等を1食とるだけで、一日の目標値は軽く超えてしまう計算です。



特に高血圧の方、糖尿病の方にとっても、一日の塩分量は留意すべきものです。

体に良い成分が含まれているとはいえ、カロリーや塩分のある食品であることに
変わりなく、とり過ぎは逆に、他の部分で害になってしまうこともあります。

ちなみにジュースではなく生のトマトでは毎食2~3個で効果が得られるとのこと。

3食合計にすると、かなりの量になってしまいますよね。

やはり食事によるダイエットは、1つの食品だけに効果を期待するのでなく、
全体の栄養やカロリーを考えることが得策と思えます。


ダイエットに効果的な食品は日々話題になりますが、いずれの食品でも
他とのバランスを考えながら食事に取り入れることを心がけましょう。



では。





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