能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

第90回粟谷能の会は無事盛会に終了しました。

2011-10-10 11:23:20 | マジメ能楽 楽屋表話
粟谷能の会は無事盛会に終了しました。 今回からの新企画として、鑑賞講座や、女優・金子あいのお話など いろいろなご意見を参考にして、今後も新たなお客様を増やすことにも 努力して行きたいと思います。 次回は24年3月4日です。 私は長男・尚生と『景清』を、従兄弟の能夫は『砧』を勤めます。 皆様の応援、よろしくお願い申し上げます。 これから宮島の観月能に参ります。 では行ってきます! 昨日の天 . . . 本文を読む

快晴の秋晴れ どうぞ国立能楽堂「粟谷能の会」へ

2011-10-09 08:04:29 | 粟谷明生の日常
起床、6時。 別に早起きしよう!と思った訳でもなく、 近年、6時くらいには目がさめてしまいます。。 窓から外の景色を眺めると、秋晴れなので一安心。 最近、サボッていたウォーキングをしながら、 金曜日の申合の模様を、再度ICレコーダーで聞きながら再チェック、準備万端です。 朝歩くと、頭が冴えているのか、いろいろな事が頭を巡ります。 面白いアイデアや、普段考えないような思考がめぐり、面白い . . . 本文を読む

明日の粟谷能の会の『天鼓』の見どころ 演者が語ります

2011-10-08 20:16:26 | マジメ能楽 楽屋表話
『天鼓』は中国のお話です。 それならば扮装(装束)は日本を題材にした曲目とは違う、中国風スタイルをした方が、観る側は想像し易いと思います。 そこで、今回はシテ(主人公=王伯)だけではなく、ワキ(勅使)もアイ(官人)にも中国らしい装束を着て頂くことにしました。 前シテは普通「小牛尉(こうしじょう)」というお爺さんの顔の面(おもて)を付けて、白髪の「尉髪(じょうがみ)」を頭に付けます。 この「尉 . . . 本文を読む

粟谷能の会申合後は装束出し、そしてレッドブルの応援をうけて

2011-10-07 18:02:06 | 粟谷明生の日常
粟谷能の会の申合の後、粟谷本家で装束出しが行われました。 私の『天鼓』は前場がこれ 茶色の小格子の熨斗目に鼠色の水衣にしました。 唐帽子を被るので、今回は着附はすっきりとさせたいと思い、 側次の着用はやめました。 後シテはこの取り合わせです。 紺地亀甲模様の半切(左)はやや小さいのですが、父もよく愛用していたので 久しぶりに使うことにしました。 装束も面も決まり、準備万端整いました . . . 本文を読む

粟谷能の会『天鼓』を勤めるにあたって 隠れたところ

2011-10-05 09:04:07 | マジメ能楽 楽屋表話
帝が天鼓少年から奪った鼓だが、 宮中の誰が打っても、何故か鳴らない ここが『天鼓』を創った人、昔は世阿弥と言われていましたが、 現在は不明とされている戯曲家の、実は隠れた主張ではないでしょうか? 「あ~、ここが戯曲家でもあり、芸能者でもある役者の気持ちなんだな~ 権力者への抵抗・・」と感じながら、今稽古しています。 『天鼓』のお話は・・・ 帝は、どうしても鼓を鳴らしたい、その妙音が聞きたい . . . 本文を読む

講座終了しました。

2011-10-04 07:18:42 | 粟谷明生の日常
粟谷能の会をご鑑賞いただくための、 事前講座「能楽鑑賞講座」の第1回目は国立能楽堂大講義室で、 約50名近い方々にお集まり頂きまして、無事終了しました。 平素、粟谷能の会を応援して下さるメール会員の皆様のお顔も拝見出来て、 また直接ご挨拶も出来てとても嬉しく有意義でした。 いろいろと演者の思い、私の『天鼓』の新工夫や 能夫の『井筒』への意気込み、間近での装束附けの模様などをお見せしての解説など . . . 本文を読む

粟谷能の会 新企画 鑑賞講座初回

2011-10-03 06:40:28 | マジメ能楽 楽屋表話
粟谷能の会の新企画「能楽鑑賞講座」の日となりました。 季節の変わり目で、体調を崩される方もいらして予定人数より少し減りましたが 屹度、当日事前受付をされないで、来られる方もあると思うので・・・・いや、ないかな? 40名ほどで、アットホームな感じで、お話したいと思っています。 この能舞台本番の緊張とは違う、 なんと言いましょうか、穏やかな?  緩んだ緊張とでも言いましょうか~ 朝早く目が覚 . . . 本文を読む

充実の一日、観世流と親交親好、そして知識を頂戴、あら有難や候

2011-10-02 07:15:10 | マジメ能楽 楽屋表話
昨日は「塩津哲生の会」で観世流の野村四郎先生が 舞囃子『養老・水波之傳』でゲスト出演されました。 小書「水波之傳」は喜多流には無く観世流の小書です。 急速に舞う神舞は、初段で一旦スピードが緩み締まります、 お囃子に合わせて、シテの心・体も締まり静止するところがとても綺麗でした。 と、途端にまた急速な舞となり、脇能らしい清々しい空気が舞台に流れます。 とても上手く出来た演出で、私もこのような舞を . . . 本文を読む

10月に入り、思うこと・・・・粟谷能の会通信10月号には現代語訳があります!

2011-10-01 06:38:49 | マジメ能楽 楽屋表話
誕生日にお祝いのお言葉やバースデーメールなどを贈られると、 何歳になっても、それは嬉しいものです。 昨日の56歳の誕生日は、 今までとは、ちょっと違った特別な日でした。 あんなに多くのお祝いメッセージを頂いたのは 臍の緒を切ってはじめて。 実は、最近「facebook」をはじめまして・・・ と言っても、あまりやり方が判らないで、ドギマギしているド初心者ですが。 登録には誕生日を記入する . . . 本文を読む