能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
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掛け軸に書かれた字

2011-10-23 21:17:32 | 粟谷明生の日常
写真は、現在中野の稽古場「粟谷舞台」に掛かる喜多古能(湖遊)の掛け軸の書です。 「蓬莱山もよそならず、きみの恵みは有り難や」 と喜多流では『月宮殿』他流では『鶴亀』と呼ばれる能の初同(地謡の一番最初の部分)の一部が書かれています。 最後に文政十年 喜多湖遊 丁 亥 季 夏 八十六 歳 書 とあります。 これは、文政十年 喜多湖遊(古能=ヒサヨシの俳号) 丁は十干の一つです。 十 . . . 本文を読む