喜多能楽堂へは通称「ドレメ通り」を使うしかない。
昔、杉野ドレメ洋裁学校は今は総合大学となり男女共学となった。
道路には奇抜な格好・ファッションをした若者があふれている。
「すご~い女だな~~!」とよ~く見ると~~男だったりする。
極彩色豊かな洋服で、頭や顔と全身にいろいろなものを身につけいるから~~、
まるで出来損ない千手観音だ。
「なさけないね~~~女性ならまだしも男が着飾って~~」と思っていたが~~、
さにあらず。
テレビで鴛鴦(おしどり)を見た。
おしどりは綺麗な羽をしている方、御派手な方が雄で、雌は逆に地味め。
雄は雌の気を引くために極彩色の綺麗な羽が生えるらしい。
あ~~なさけない!などと思うのは間違いかも~~~
男が着飾る!これがもしかして自然なのか。
なっとく!
これからはドレメ通りは~~
野鳥の森だと思つて能楽堂に行こう!
???
人間は鳥じゃない!っかーーーーーーーー
能『求塚』は「生田川のおしどりを射当てた方とお付き合いするは~~!」
と女が二人の男を競わす。
二人の矢先は同時に鴛鴦を射当てる!
どうでもいいことだが~~
あの鴛鴦はきっと雄だ!
綺麗な雄の鴛鴦を男が射殺す。
そう!
そして~~~
二人は差し違える。
そろそろ演じたい『求塚』だな~~。