昨日は明生会。
日頃のお弟子様のお稽古の成果を発表する場であるが、
21年の初会として青山銕仙会の舞台を拝借して行われた。
朝一番は9時の番外仕舞「熊坂」。
舞うのは、私が指導している佐藤 陽君
若者らしく、3回の飛び廻りも綺麗に決め、まずまずだが・・・
一個所ちょっと型を間違えそうになり、謡っていた我々地謡は
一瞬、ドキッとした。
それでも点数を付ければ、かなりの高得点が得られる仕舞だったと
私は思うが、そのあたりはご覧になられた社中の皆様のご感想も
お聞きして・・・・と思っている。
ところでその「熊坂」の地謡に長男の尚生(高校3年生)が初参加。
能の子ども達は、仕舞や子方など表舞台で活躍するが
能には舞台を支える裏方も必要であり大事だ。
地謡はまさに大事な裏でる。
どんなに良い仕舞を舞っても、地謡がひどいと、
これは、いただけない。
尚生は今年より能楽師の道を歩みはじめ、自主公演の楽屋働きなどに参加するようになり、21年からが本当の能楽師スタート年になるだろう。
稽古は陽君と一緒にはじめたので、陽君の舞うときは謡わせるようにして今回の初地謡となった。
これから沢山の謡いを覚え、地謡を謡うことになり、長時間の正座が待っている。
表舞台から裏方へ!
私も、いや能楽師を目指す人はだれもがそうだが、
苦しい、でも時には楽しい稽古を経験して、早く一人前の能楽師になってほしい!とこれからに期待している。
「熊坂」を隣同士で一緒に謡い、いろいろな事を考えさせられたが、
白状すると昨日の一番の嬉しい出来事。
それは朝一番に起こっていたのかもしれないようだ。
ではお弟子様のことをご紹介します。
昨日は3名の男子の初仕舞があり、
無事に見事、上手く舞われて方もいらしたが、
あ~~と思わず声を出してしまった場面もあった。
明生会のご長老、阿部康男さんは初仕舞を舞われたが、
そのことについて打上懇親会でお話をされた。
阿部「え~~私、この歳で、え~85歳ですが」
一同「え~~~~~、お若い!」
阿部「は~~、私、先生に薦められて仕舞をはじめたんですが、
今日初舞台でしたが~、
最初真っ直ぐ行かなくてはいけないのに・・
右の方に行ってしまい、間違えてしまいまして・・・
でも先ほど先生から、次ぎは間違えないように、
と言われたので、止めずにまた頑張って舞いたい、と思います」
このスピーチに会場からは大喝采。
父は84歳寸前に他界したので、阿部さんの元気で前向きな姿勢は
驚きと尊敬に値する、私も見習いたいと思った。
昨日の最後は親子の番外仕舞でした。
「経政」尚生
「田村」明生
を舞えたこと、これも嬉しかったかな、兎に角気持ちよい
先が明るく見える会が出来たことをご報告しておきます。
ほかにもいろいろとお勉強の成果を発表された方々がおられたのですが
これから広島へ飛びますので、ここら辺りで投稿を終えることをお許し下さい。
もしかして、私の事書かれているかな?
と覗かれた会員の皆様、
「ごめんなさい、お許し下さい」
日頃のお弟子様のお稽古の成果を発表する場であるが、
21年の初会として青山銕仙会の舞台を拝借して行われた。
朝一番は9時の番外仕舞「熊坂」。
舞うのは、私が指導している佐藤 陽君
若者らしく、3回の飛び廻りも綺麗に決め、まずまずだが・・・
一個所ちょっと型を間違えそうになり、謡っていた我々地謡は
一瞬、ドキッとした。
それでも点数を付ければ、かなりの高得点が得られる仕舞だったと
私は思うが、そのあたりはご覧になられた社中の皆様のご感想も
お聞きして・・・・と思っている。
ところでその「熊坂」の地謡に長男の尚生(高校3年生)が初参加。
能の子ども達は、仕舞や子方など表舞台で活躍するが
能には舞台を支える裏方も必要であり大事だ。
地謡はまさに大事な裏でる。
どんなに良い仕舞を舞っても、地謡がひどいと、
これは、いただけない。
尚生は今年より能楽師の道を歩みはじめ、自主公演の楽屋働きなどに参加するようになり、21年からが本当の能楽師スタート年になるだろう。
稽古は陽君と一緒にはじめたので、陽君の舞うときは謡わせるようにして今回の初地謡となった。
これから沢山の謡いを覚え、地謡を謡うことになり、長時間の正座が待っている。
表舞台から裏方へ!
私も、いや能楽師を目指す人はだれもがそうだが、
苦しい、でも時には楽しい稽古を経験して、早く一人前の能楽師になってほしい!とこれからに期待している。
「熊坂」を隣同士で一緒に謡い、いろいろな事を考えさせられたが、
白状すると昨日の一番の嬉しい出来事。
それは朝一番に起こっていたのかもしれないようだ。
ではお弟子様のことをご紹介します。
昨日は3名の男子の初仕舞があり、
無事に見事、上手く舞われて方もいらしたが、
あ~~と思わず声を出してしまった場面もあった。
明生会のご長老、阿部康男さんは初仕舞を舞われたが、
そのことについて打上懇親会でお話をされた。
阿部「え~~私、この歳で、え~85歳ですが」
一同「え~~~~~、お若い!」
阿部「は~~、私、先生に薦められて仕舞をはじめたんですが、
今日初舞台でしたが~、
最初真っ直ぐ行かなくてはいけないのに・・
右の方に行ってしまい、間違えてしまいまして・・・
でも先ほど先生から、次ぎは間違えないように、
と言われたので、止めずにまた頑張って舞いたい、と思います」
このスピーチに会場からは大喝采。
父は84歳寸前に他界したので、阿部さんの元気で前向きな姿勢は
驚きと尊敬に値する、私も見習いたいと思った。
昨日の最後は親子の番外仕舞でした。
「経政」尚生
「田村」明生
を舞えたこと、これも嬉しかったかな、兎に角気持ちよい
先が明るく見える会が出来たことをご報告しておきます。
ほかにもいろいろとお勉強の成果を発表された方々がおられたのですが
これから広島へ飛びますので、ここら辺りで投稿を終えることをお許し下さい。
もしかして、私の事書かれているかな?
と覗かれた会員の皆様、
「ごめんなさい、お許し下さい」
喜多流は特に色々な型の
伝書があると聞きます。
具体的にはどのような 替ェの型がありますか
コメント有難うございます。
熊坂の仕舞所での替の型は、
「しさって引けば」を両足揃えて飛びながら
下がる型があります。
友枝昭世師の力強い跳躍の姿を覚えています。
他は・・・今思い出しません、
すいません。
さぞかし皆さん、明生先生に負けない若々しくて、はつらつとした舞台であられたことと想像いたします。
先月来の文面で御子息であられる尚生さんが舞台に立たれる御様子、また昨日は舞台での御写真を拝見いたし、御立派になられましたですね。
お小さいとき、高知での何回かの舞台を拝見している者にとっては、待ちに待った吉報であります。明生先生のお喜びの御様子がヒシヒシと伝わってまいります。
今後の一層の御精進を期待申し上げますととともに、御声援をいつまでも送らせていただきます。
コメント有難うございます。
高知公演には2,3回、お世話になりまして
有難うございました。
尚生は、ようやくスタート台にあがったという状態です。ブランクを励みに頑張ってもらいたいのですが。
これからが本当に大変だと思います。
お役にたつまでには相当な時間がかかると思いますが、今後ともよろしく応援のほど、お願い申し上げます。