雑誌「一個人」は仏像入門
表紙が大好きな阿修羅像だから、即購入
あ~~いい顔してますね。
私個人的には、左向きの顔が一番のお気に入り。
無表情のようで、ものすごい勢いを感じさせるのは何故かな?
ぐぐっと語りかけてくるようなお顔は最高。
あのような顔で仕舞が舞えれば、と思う。
創刊9周年記念号、
これは仏像に興味ある方、
これから仏像に、はまろう~と思う方には保存版です。
¥680

では、私一個人の昨日の稽古後の話です。

そば屋に入って暖簾を片手でよけて潜ると~

「はい、お客さん何名さんですか?」
と、甲高い女性の声

「え~~6人です」

「はい、奥が空いてますから、どうぞ~」 

「まずは、生ビール6つ、大至急!ん?」

「私~車ですから・・・・」
と、お一人が呑まないという

「ごめん、生5つに変更!どうせすぐ追加するが大至急5つ!」

「はい、で~~お食事のご注文は?」

「え~ 焼鳥に~ いか納豆、そして、きつね焼き、それからね~そうこれ!
めかぶ酢!」
これは健康にいい

すると前に座った女性から
「先生!なによ、ブスって!」と噛まれた。

「はっ? ……なに?」

「ブスはだめ!」

「言ってないよ」

「いいえ、いま仰いましたよ~ご注文なさって~~」

「えっ?  めかぶ酢だろ ?」

「メカ・ブス」

「めかぶの酢の物だよ」

「あら!失礼」

こちらの発音が悪いのか、あちらの耳が悪いのか?
同じ歳だから~どっちも、どっちか~~~


で~~話は今日の新城での稽古
小学生のかわいい女の子に『国栖』の仕舞を教えている。

「いいかい、シテは蔵王権現様だよ。力強くやってね~」

「うん」

「はい、どうぞ、やってごらん」

「即ち姿を現して~~」

「元気いいね、上手になったね~~~
でも、お顔を変えないでやってよ~」

「?・・・・・・・」

「あっ!力強くって言われたからお顔に力入れたのかな~?」

「・・・・う・・ん」

「顔は普通のままでいいよ、いいかい、おっかない顔をしてもだめだよ、コワイ顔と力を入れるのとは違うよ。 胸から下に力を溜めるようにほ~ら想像してごらん」

「うん」

「もしもね、仁王様みたいな顔をして舞っている人を見たらね、本当はあまり力が入っていないんだ、と思っていいよ。力強さは普通の顔で表現するんだよ、さあやってごらん」

「うん、わかった」

で~今度はちゃんと出来る。

あ~~若いって吸収が早くていいですね。

で~今度は40代の男性に舞囃子『猩々』の稽古

「足下は~よ~ろ、よろ~と~~酔に伏したる、枕の夢の~~」
と下に伏す型をして、クサナギ君を思い出した

私も猩々のように飲み過ぎて、
足下がフラフラの何も覚えていない、ということが~なくもない。

あ~~
「醒むると~思えば~泉はそのまま・・・・」か~~
気をつけよっと。

明日の自主公演での仕舞『羽衣』はクセを舞います。
もちろん顔はあの方を意識して・・・・・

さて、結果は~~
どうなるか気になる方は是非喜多能楽堂にいらして下さい。
私の『羽衣』は3時半頃です。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 山居倉庫と稽... 4月自主公演... »