「男は度胸、女は愛嬌、坊主はお経」最後の「坊主はお経」は知らなかった。
さて、男が度胸と言われたのは大昔のこと、20年いや30年ぐらい前より、何事にも恐れず挑戦する精神力と決断力を持つのは男から女に代わり、女が度胸の時代となった。もちろん男にも度胸は不可欠だが、それよりも周りの人を和ませ、おだやかな心持ちで接する愛嬌を大事にしなくてはいけない世相になった。

そんなことはない!と反論される方もおられるかもしれないが、やはり昨今、女性は強く、逞しく、利発な方が増え、並の男性をはるかに上まわっている、と感じているのは私だけだろうか?


囃子方の某大先生からお聞きした話だが、世阿弥の再来と称された観世寿夫先生に「私の打ち方はどうでしょうか?」とお聞きしたら「あそこが悪い、ここがだめ」と散々にご注意を受けた。そこで自分の先生にオコゴトの一部始終を申し上げると、かえって来た言葉は

「あなたに、ごあいきょうがないから」のひとことだったそうだ。このエピソードが「男はご愛嬌」に通じるかどうかは別として、少しピンボケかもしれないが、自分自身に向けてのメモとして投稿なので許してほしい。

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写真 粟谷明生 撮影 中本浩平
文責 粟谷明生





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