能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

義仲関連のお墓参りと大物・義経隠れ家と田蓑神社に参拝

2012-05-04 21:23:08 | ミニ 写真探訪
京都近郊の木曽義仲公とその関連の人々のお墓と、尼崎大物町の大物主神社境内に残る「義経弁慶隠家跡」そして『芦刈』ゆかりの地「田蓑神社」に参拝して参りましたので写真でご紹介いたします。


東海道本線・石岡駅北口を降り、新日本電気の工場を左に廻り徒歩3~4分で「兼平の墓」があります。大津市晴嵐3丁目


石碑の手前には今井一族が年一回集まり供養と親睦会が開かれる「兼平庵」があります。


謡蹟保存会の駒札。未だ演じていない修羅物は『朝長』とこの『兼平』の二曲です。


立派な今井四郎兼平のお墓。


お墓を上から撮影。


今井四郎兼平の墓の謂われ


一旦石山駅に戻り、膳所駅で下車し、徒歩10分ほどで「義仲寺」です。
大津馬場一丁目、旧東海道に沿いにあります。


このあたりは古くは粟津ヶ原と言われ、琵琶湖に面した景勝の地であったようですが、今は琵琶湖は残念ながら見られません。ゴールデンウイークでも訪れる人が少なく、静に拝見出来ました。


寺内には綺麗に整備され、義仲公の墓、巴塚、山吹塚などがあります。


山門前の右手には「巴地蔵堂」があります。


巴御前を追福する石彫地蔵尊が祀られているので、しっかり拝んで参りました。


山門を入るとすぐ左手に義仲の愛妾「山吹御前」の塚がありますが、巴御前がどんなお気持ちでいらっしゃるのか・・・。元は大津駅前にあったものが、駅の拡張工事に伴い昭和48年にこちらに移されたそうです。


奥へ進むと、左手前に「巴塚」その隣に大きな「木曽義仲公の墓」があります。


木曽義仲公の側室・巴御前の塚は、小さくかわいい大きさです。
武勇すぐれた美女として謡曲『巴』でも取り上げられている『巴』は、頻繁に謡われる曲なのでしっかりお礼を言って拝んで来ました。


木曽義仲公のお墓。喜多流では、木曽義仲が実際に登場する曲は有りませんが『兼平』と『巴』では義仲の名前はよく出てきます。 


義仲のお墓はとても大きく立派です。
義仲公の忌日「義仲忌」は毎年一月第三日曜日に営まれます。


「朝日堂」は本尊・聖観世音菩薩が中央に、右手に義仲・義高父子の木像が厨子に納められ、左手には義仲公、今井兼平、松尾芭蕉翁の位牌が安置されています。


JR尼崎駅で下車、タクシー10分ほどで「大物主神社」に到着しました。


本殿左手に都を追われた義経一行の隠れ場跡があります。


駒札と石碑を見つけました。


駒札の「近くに静名残りの橋碑もある」という部分は消されていました。
もう橋も川も無いように地元の方がお話して下さいました。


大物主神社由来


『芦刈』「田蓑の島もあるなれば・・・」
『蝉丸』「田蓑の島と詠みおきたる蓑というものか」
と謡われる田蓑神社の鳥居。
大阪市西淀川区佃島1-18-14 阪神電車「千船駅」下車徒歩15分。


本殿左手にある、石碑と木製の駒札から変わってしまった謡蹟保存会の立て札。


謡曲『芦刈』と田蓑神社との関係を記載した謡蹟保存会の立て札。

以上、24年5月4日のミニ写真探訪ひとり旅でした。

























最新の画像もっと見る