能楽・喜多流能楽師 粟谷明生 AWAYA AKIO のブログ

能楽師・粟谷明生の自由気儘な日記です。
能の世界も個人の生活もご紹介しています!

東北大の一年生

2008-07-27 07:56:53 | 能が好きな学生たちと
昨日は、久しぶりの「みちのく明生会」の稽古だった。

あ~~前回の稽古日は6月14日だった。
「さあこれから仙台に行くぞ!」と家を出ようとしたとき
ニュースが流れて、あの大地震が報道され愕然とした。

どうしても行く!
つもりでいたが、新幹線は止まり、
お弟子様たちはその後の対応に大忙しで、稽古どころではない、
という状況で、急遽中止となってしまった。

結局前回に仙台の稽古は4月だったので
ほぼ三ヶ月ぶりに仙台の稽古ということか~~~~

今年の東北大の一年生は女子が6人、
昨日はそのうち4名が稽古に来てくれた。

皆、それぞれちゃんと自分の仕舞を覚えていて、
私は細かなところが直せて、
これからの上達が非常に楽しみだ。

特に謡は皆さん、大きな声で、しかも音が外れずに、
発声法や、謡い方のコツを教えると~~、
すぐに理解して、改善しちゃうから~~
すごい!

センスがいい~~~

上級生諸君、気を引き締めないと
抜かれるぞ~~~~!!!

夕食は社会人のお弟子様たちと松尾 孝氏のお店
「○△□」にて乾杯!!

で~~~
そのまま寄り道せずに、おやすみなさい
だった。

今日はこれから宇都宮に移動して、
宇都宮能で能「八島」シテ 粟谷能夫の地謡を謡う。

二年前までは国宝菊生の隣で謡っていたが~~
これからは新国宝の友枝昭世師の隣で謡うことが
多くなりそうだ。

今日も頑張って謡い、シテを盛り上げて
喜多流として自慢出来る能を創り上げていこう!
と思っている。

追加

大阪、大槻自主公演の采女小波之伝は
先日の友枝昭世師の稽古で、ほぼ序之舞の構想が
出来上がりました。

短い三段構成ですが、
采女の女が池を見ながら、徐々に昇華してゆき
出現した池にまた戻り消えて行く。
池は采女の女にとって死に場所ではなく、
解脱出来たところ、なのです、とメッセージを送りながら

池に静かに、静か~~に、

どう?
ご覧になりたくなったでしょ?

詳細は粟谷能の会ホームページ演能予定
大槻自主公演からお入り下さい

また下記からでもお申込は可能です。
akio@awaya-noh.com


最新の画像もっと見る