上田みゆきさんの墨絵パフォーマンスを見て

休日は能の公演か地方の稽古日と、どっぷり能に漬かっている最近ですが、昨日は丸一日能関連の仕事がない珍しい一日でした。

昼間、墨絵画家の上田みゆきさんの個展に伺い、夜は義理の母の８０歳のお誕生日会と、久しぶりに休日らしい一日が満喫出来ました。

上田みゆきさんとは、お兄様の上田廣幸さんに能のご指導させて頂いていて、今年春にみゆきさんをご紹介いただき、みゆきさんの墨絵との出会いがはじまりました。

余談ですが、みゆきさんに能を知っていただき体験してもらおう、と体験教室にお誘いすると、フェイスブックのお仲間に声をかけられたくさんのお友達から大反響、その数の多さに驚きました。このお友達の輪の広さこそがみゆきさんのお人柄と魅力、実力を実証しています。

「広島蝋燭薪能」番組チラシのデザインは宮川和夫さんとコンビを組まれての作品となりました。広島の方々に大好評で私も鼻高々です。


青山の「ギャラリーキッチン」で今日までみゆきさんの個展が開かれています。
昨日は体験教室参加者のデザイナーの青山タルトさんと宮川和夫さんと３名で拝見に伺いました。
みゆきさんの墨絵はとてもユニークで、素朴、簡素でありながら力強く素晴らしいです。

では写真で紹介。
２時から大きな長方形の和紙に音楽に合わせて墨絵を描くパフォーマンスがありました。

力強く筆を動かすみゆきさん

書き上げた作品とみゆきさん

作品の中に照明が入り完成

続いてインスピレーションで希望者のイメージを「瞬間」で描くパフォーマンスもありました。

私は一番目のエントリーで、目を閉じ瞑想にふけるみゆきさんの前で仕舞の型をお見せすると粟谷明生のイメージがどんどん白い和紙の上に墨をふくんだ筆が動き、あっという間に私が赤い扇で舞っているところを書いて下さいました。

私のあとに希望者がたくさん並ばれていました。

今日までの開催です、皆様お時間がございましたら、是非いらしてみて下さい。
詳細はホームページでご覧いただけます。
上田みゆきホームページ
ギャラリーキッチン