本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

名前の届け出

2019-03-25 12:03:39 | Weblog
 テレビニュースで家庭裁判所から「王子様」という名前の改名を認められたという話題があった。よくもまァ、親はそんな名前をつけたものだ。それまで耐えた「王子様」はえらい。

 それにしても、なぜ、役所の戸籍担当は審査権を発動してその名の受理を拒否しなかったのだろうか。世に「キラキラネーム」なるものがはびこっていたから「マヒ」していたか。それに常用漢字や人名用漢字から逸脱した字ではないこともある。

 何年か前、息子に「悪魔」と名付けて、それを届け出た親がある。市役所は常用漢字の字であるため受理したが、念のため法務省に受理の可否を紹介したところ受理すべきでなとされた。社会通念上不適切であり、親権の濫用になるからのようだ。

 その親は裁判に訴えるほどその名に固執したが、結局、訴訟を取り下げて「亜駆」(あく)と名付けたそうだ。
 これは受理されたが、「亜駆」は「亜、区、馬」と分解すると「あくま」になる。これを知って、この親の意地はハンパではないと感心したものだ。