昨日、天長節を祝う唱歌を転記した。「今日の吉き日は大君の」で始まる歌詞である。
昭和11年発行の文部省撰定「祝祭日儀式用唱歌」本から引用したものだ。
話変わって、新潮社の新書版『漢字は日本語である』という本に「「𠮷田茂」が「吉田茂」になった」の小見出しがある。
勝手に抄録すると、「昭和21年の内閣告示では「内閣総理大臣𠮷田茂」とあり、昭和24年の内閣告示では「内閣総理大臣吉田茂」とある」
よく見ないとわかりにくいが、苗字の最初の字の上の部分が「土」か「士」の違いである。どちらも同じ字のようだが、昭和24年以降、当用漢字に入っているのは「吉」になったとある。
話を元に戻すと、昭和11年発行の天長節の唱歌では、当用漢字の「吉」を用いて「吉き日」と印刷されている。決して「𠮷」ではない。
先の本では、当用漢字以前の戦前の活字では「𠮷」しかないような印象になっているが、そんなことはないということでした。
昭和11年発行の文部省撰定「祝祭日儀式用唱歌」本から引用したものだ。
話変わって、新潮社の新書版『漢字は日本語である』という本に「「𠮷田茂」が「吉田茂」になった」の小見出しがある。
勝手に抄録すると、「昭和21年の内閣告示では「内閣総理大臣𠮷田茂」とあり、昭和24年の内閣告示では「内閣総理大臣吉田茂」とある」
よく見ないとわかりにくいが、苗字の最初の字の上の部分が「土」か「士」の違いである。どちらも同じ字のようだが、昭和24年以降、当用漢字に入っているのは「吉」になったとある。
話を元に戻すと、昭和11年発行の天長節の唱歌では、当用漢字の「吉」を用いて「吉き日」と印刷されている。決して「𠮷」ではない。
先の本では、当用漢字以前の戦前の活字では「𠮷」しかないような印象になっているが、そんなことはないということでした。