本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

親子心中

2019-03-04 09:31:53 | Weblog
 「クローザー」というアメリカのTVドラマを観ていると、いきなり日本語のセリフがでてきた。ロス市警の刑事のである言葉である。

 そのセリフは「親子心中」だ。そのあと刑事は「自殺兼殺人のこと」と言っていた(これは英語)。母親が子どもを強制的に道ずれするのだからその通りだろう。
実際、子どもが亡くなって、助かった母親が殺人罪で起訴されたケースがあったと思う。
 
 ドラマは心中ではなく、親子とも殺されたものだった。それはともかく、「親子心中」が英語化された日本語とは悲しい。

 子どもの親権争いから離婚後の子どもの立場がままならぬ状況にあるようだ。どちらの親にとっても、子どもを養育したいのだからが児童虐待とは違うが、子連れ心中となると究極の虐待になる。
 この国では子どもと無理心中する母親がいる。子を遺して死ねないという身勝手さだ。思いつめた親に、それは児童虐待であるとわかってほしいものだ。