暗雲垂れ込める西の空
今日は寒い日であった。
昨夜寝たのが遅く(AM3時ころ)起きたのは昼前であったが
窓から外を見ると雪が降っていた・・・積もるほどの降りではなかったが。
九州旅行の第一目的・・・島原、原城・・・訪れたことによって吹っ切れた部分もあるのですが、
戻ってから、司馬遼太郎の「街道を行く・・・島原・天草の諸道」などを読みなおしているところです。
第二次大戦では長崎など一瞬にして何万人もの人が亡くなりましたが・・・・。
この原城では一揆方3万人が最後まで戦い女人子供も含め一人残らず殺されました。
戦後も死体はそのまま放置され暖かくなって腐乱し白骨になっていったと言われます。
その年の7月に、ここにのぼった有馬村の浄土宗の注誉という僧が、
それらの骨をひろい集めて、一箇所にうずめ、供養のために地蔵をたてた。
骨かみ地蔵 原城本丸のすぐ下にある。
地面の蝶を撮ったものであるが・・・人骨が写っているのではと錯覚してしまいそうです。
本丸入り口
陽光が降り注ぐ城址の撮像を眺めていると、明るい風景の背後に
人間はここまでするのかというどうにもならない暗部が垂れ込めてきます。
この辺をもう少し考えてから作品を作るかどうかも考えたい・・・。