念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

域_異喜_境地_あの世界

2019年12月17日 | 独り言

 

 ステレオコンポを点けて音楽を鳴らす・・・。

その日の環境(湿度、温度など)や体調によって聴こえ方はずいぶん違ってくるものですが、

PCにあるクラシック音源を無作為におもむろにその日は開いた

 

ベートーベン 「ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58」

(ピアノ)ジャン・マルク・ルイサダ  

フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団  (指揮)ミッコ・フランク

 

 

思っていたより(期待していたより)軽快で心地よい・・・。

『 ・・・ああこの感覚 アドレナリンが出ている・・・』しばらくは心地よさに身を任せていたが・・・、

幸せを感じる特別な空間

 

音楽を聴いている時意識はしていないがしばし快感を感じている時があります。

しかし聴き終えればそのことを意識することはあまりありませんでした。

 

35分ほどの「ピアノ協奏曲4番」を聴き終わって、その空間を意識しました。

もう一度聴いてみるとその空間は少し薄れていましたが・・・、

 

 

あの世界・・・また聴けば浸ることができる世界・・・。

ルイサダについては先入観も期待もあまりなく聴きだしたのですが・・・

以前録画したリサイタルの映像を引っ張り出してきて聴いてみた。

相性もあるかもしれません。

 

あの空間がありました。

 

 

この空間を意識したことはありませんでしたが この『域』をしっかりと把握することができるようになればその世界へは意識すれば入っていけるようになる。

その空間を意識するようになったのは収穫かもしれない。

ベートーベン、ルイサダ に限らずその世界の入り口は他にもあるでしょう。

 

近代美術館の 平櫛田中(彫刻家) 「赤子を背負う少女像」 を見た時涙がとめども出て頭を下げて(一礼して)帰りました。

美術においてもそのような空間を放つ作品はあります。

この空間を意識するようになった。