念版屋スケッチブック

日々のスケッチ、星のメモ帳

透明度とナローバンド

2008年01月07日 | 天体写真
 
 ここ3日ほど観測小屋へ出かけているが沸き立つ雲と透明度の悪さに全くお手上げです。
年末31日の夜から元旦の朝が最高の透明度のようであったがさすがに撮影には行けなかった。

最初の日は初めの40分くらいは晴れたがあとは雲に覆われた。

一昨夜は時々雲が通る安定しない空であったが雲間にみえる星空は透明度がかなり良かった。時間にして2時間ほどであったがその時撮ったHαとSⅡはまあ使える撮像であった。

それに比べると昨夜は晴れるには晴れたがよく見ると上空にごく薄い雲がはびこっていたりモヤッと水蒸気?が多く透明度が全く悪かった。オリオン座のペテルギウスもよく見ないと何処にあるか判らない状態であった。一応撮影はしてみたが案の定S/N比は最悪の状態で前日の撮像に比べて使えそうにない。OⅢは6枚撮ったが後日撮り直ししなければならない。

一昨夜のSⅡ2枚とHα4枚、青は全く色が出ないが昨夜のを使ってRGBテスト合成してみた、このNGC2264がSAO合成で行けそうかどうか・・・。何せNGC2264のSAO合成は見たことがないので・・・。OⅢのS/N比が上がれば面白くなりそうである。

教訓・・・たとえナローバンドであっても透明度が悪い時は写らないし、撮らないほうがまし。