ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「受け取らない事」は「無かった事」

2019-06-13 06:14:54 | 日記
報告書をまとめるよう諮問したのは麻生大臣です。
「政府の政策スタンスと異なっている」からと言って、審議会に諮問した大臣が
受け取りを拒否する・・・「報告書自体がなくなったものと認識している」と
言って憚らない。
異例・前代未聞、こうした事を平然と行う安倍政権には呆れると同時に怒りを覚え
ます。
『正確に言えば公文書になる前の文書』だから、受け取らなくとも何ら問題が無い、
と言うリクツも全くもっていただけません。
(菅官房長官は、受け取ることはしないが「公文書」との見解)

私も年金生活者です。
現在の年金受給者であっても、務めて来た職種や年金の種類によって格差がある
ことは確かです。
現在の国民年金の受給額で憲法に保障された〈健康で文化的な最低限度の生活〉
を営んでいるかと言えば疑問が残ります。
これから100年、経済状況も変わる筈、年金制度は存在しているとしても、
高齢化は進み就労人口は減少するばかりですから、国民一人一人が公的年金
のみで十分に満足した生活が営める、と考えている人は少ないのではないで
しょうか。
個々人の価値観、生きるすべによっても暮らしの賄い方には違いがあります。

首相と金融担当相の諮問機関である金融審議会が、
 《平均寿命がのび、生涯で必要な生活費の総額が増える一方、少子高齢化で将来
  受け取る年金が今より減るということをデータで示し、人生の早い時期から計画的
  な資産形成を促すのが狙いだった。
  その手段としては、政府が後押しする積み立て型少額投資非課税制度「つみたて
  NISA(ニーサ)」などを挙げた。》
と言うのであれば、「年金水準の維持が難しい」、その事に関してしっかり論議して
ほしいと思います。

 《自民党の森山裕国対委員長は12日午前、夫婦の老後資金として公的年金以外に
  「30年間で約2000万円が必要」とする試算を盛り込んだ金融庁の報告書に
  ついて「政府は受け取らないと決断した。報告書はもうない」と述べ、報告書を
  巡る国会の予算委員会開催に否定的な考えを示した。
  自民、公明両党の幹部会合後、記者団に語った。》
                    (毎日新聞 6/12 11:41配信)
と報じられました。
参院選の争点になることを避けたいばかりに、無体なことを押し通そうとする現政権、
この一点だけでも政権の座から退いて欲しいと思います。

暫くぶりに青い空が望める一日でした。
日照時間が少なかったせいでしょうか、近くのJA直売所では、葉物類の出荷が
少ない様な気がします。
生き生きとした青野菜を調理すると、それだけで元気になれそうな私です。
青物野菜が店頭に沢山並べられることを願いながらの午後3時。
ゆっくり流れる雲を眺めながらお茶を飲みました。
そろそろ、梅の焼酎漬けも拵えねばならない季節です。
コメント (2)
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