ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

《私たちに委ねられている》

2015-12-29 06:20:51 | 日記
NHKドキュメント『永田町・権力の興亡・安部一強 実像に迫る』(12月27日)
を、観ました。
「安倍一強」といわれる政治状況のなかで、政治をめぐる何人かの政治家の発言を通して、
今後の政治のあり方を考えさせられる番組でした。
見終えて、考えさせられ、かつ印象に残った自民党の お二人の発言を、
紹介させていただきます。

  ☆〔自民党 宏池会名誉会長・古賀誠氏〕
   『……………戦後70年の日本の安全保障体制を、
    たった一回の国会で変えるということは、私には考えられない。
    …………………………………………………………………………
    国民政党に、ほど遠くなってきている。
    自民党の活力を失ったことは、極めて深刻な状況だ、…………』

  ☆〔安保関連法参院特別委員会委員長・鴻池祥肇氏〕
    安保関連法の成立は必要だったとしながらも、
   『……………残念ながら、私自身の貫録不足でね、あぁいう形になってしまいました。
    野党の意見というものを、本来もっと耳を傾けるべきことがあったかもしれない。
    一強、強くなってね、政治においてですよ、国はあまり良くならないと思うな、』
    と、首を傾げました。
   『しっかりした反対勢力がいないと、“行け行けどんどん”で、
    拍手だけ送っているというのでは、状況は、必ず腐って来る。
    権力は腐る。
    大きな権力ほど、早く、大きく腐る』

あえて、自民党の、お二人の言葉の一部をアップさせていただきました。
『権力は腐る』、この視点を持っているかどうかが、
政治家たるもの(政治家に限らず)にとっては極めて重要な資質ではないでしょうか。

番組の終わり、スタッフ等のテロップが流れる中、ナレーターの言葉が、
私に強く響いて来ました。
   《日本の政治はどこへ向かうのか。
           その選択は私たちに委ねられている》
と。
                                   〈ゴマメのばーば〉
コメント (1)
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