ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『とにかく、参院選に勝て!』が、官邸のスローガン。

2015-12-12 06:06:57 | 日記
  《日本における表現の自由の現状について今月中に予定されていた国連の調査が、
   日本政府の要請で突然、延期された》(毎日新聞 2015年12月04日)
と報じられています。
受け入れ国による一方的な日程変更は異例だそうです。
岸田外相は、
「予算編成作業があり、十分な受け入れ態勢がとれなかった」
と述べていますが、訪日は10月時点で決定しており、延期要請の理由としては説得力を欠き、
その対応は不可解だと。

安倍首相は、「70年談話」でも、
『我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持する』
と表明しているわけですから、国連の調査に応じ、政府の立場を説明すべきだと思います。

何だか、安倍政権のやり方が、益々わからなくなってきました。
いや、その本質が具体化してきたと言えるのでしょう。

私ごとで言えば、『三本の矢』の恩恵など何もありませんでしたし、
矢の一本が、かすってさえ行きませんでした。
安倍首相の目玉経済政策、「富のトリクルダウン(滴り落ち)」は、
おこぼれの雫にさえ預かっていません。

そして、ここに来て、消費税アップに関する自民党と公明党の協議を見ていますと、
モノが言えなくなってしまいます。
もちろん、税金は上がらない方が暮らして行く分には助かります。

しかし、しかしですよ。
消費税アップは、「税と社会保障の一体改革」が、三党合意だったはずです。
自民党と公明党との軽減税率に関するやりとり、何とも解しかねます。
自民党の一部の方は異を唱えていましたが、息を潜めてしまいました。

安倍首相は、首相官邸で記者団の質問に、
「最善の結果を目指してもらいたい」
と語りました。
最善の結果とは、「来年の参院選に勝つための党利・党略にふさわしい結果」なのでしょう。
〈官邸の意向に財源は付いてくるとでも〉。
そして、
《参院選を制して、平和憲法の理念の息の根を止めることを確実にさせる》
これが、安倍首相の目的かもしれません。

国民もバカにされたものです。
                                   〈ゴマメのばーば〉
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