ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

またまた、再稼働ですか。

2015-12-25 06:18:54 | 日記
福井地裁は、高浜原発3、4号機の稼働を認める判断を下しました。
残念です。
原発事故の災禍に遭った県の住民として、これまでも何度かブログで再稼働反対を訴えてきました。
すでに、知事も稼働受け入れを表明しています。
ひとえに残念です。

毎日新聞(2015年12月22日)によれば、
仮処分申立人の一人の水戸喜世子さん(大阪府高槻市)は、
  『福島の現状を知れば、原発事故が起きれば立地県だけの問題では済まされないと
   知事も分かるはずだ』
と語っています。

市民団体「サヨナラ原発福井ネットワーク」のメンバーの若泉政人さん(福井県越前市)は、
  『知事は度々、「県民の信頼が得られる判断をする」と発言してきたが、
   住民説明会も一切開いていない。
   信頼や理解を得られるはずがない』
とし、
  『詭弁を弄した再稼働ありきの判断だ』
と話しています。

地元・高浜町では再稼働に理解を示す人が多いそうです。
確かに、再稼働すれば地元への経済効果は大きいと思います。
大きいというより、かっての盛況が復活するという期待も大きいのでしょう。
「死活問題」だと訴える方があることも、よく分かります。

しかし、あの福島の事故を再度点検し、熟慮してほしいのです。
事故が起きれば、自らが被害者になるだけではなく、周辺の自治体に住む多くの人たちを
危険にさらす加害者となってしまうことは必至です。

『責任は、国が持つ』
という言葉に逃げ込まないで欲しいのです。

言いにくく、反感を招く私見かもしれませんが、事故に遭遇した県民の一人として、
『再稼働はしないで下さい』
と、お願いしたいのです。

溜まり続ける使用済み核燃料は、どうするのですか。
どこの県でも受け入れはしないでしょう。
高レベル放射性廃棄物の10万年もの管理を、
『政府の責任、政府の責任』
と叫び続けていても、持ち出し先がなければ、どう対処すべきなのでしょう。

政府は“もんじゅ”様を超える智慧と技術を持っているわけではありません。
                                   〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
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