ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

顔が、【金(マネー)】の形に。

2015-12-01 06:22:48 | 日記
花火の季節は とうに終わったのに、
花火の様に上がるは、上がるは、「1億総活躍社会」のアドバルーン。
 ☆最低賃金を年率3%をめどに引き上げ、全国平均で時給1000円を目指す
 ☆個人消費押し上げ効果を狙い、低年金の人への支援策として、1人3万円の給付金支給
 ☆保育施設の拡充
 ☆介護福祉士を目指す学生らを対象に学費貸付制度の対象者を拡大
 ☆介護の施設・在宅サービスなどの拡充
などなど、その他、見た目は、華やかで多数。

でも、財源なども示されず、単なる選挙目当ての、「バラマキ」スローガンと、
評判は良くないようです。
私もそう思います。

2014年、1年間に自民党が企業・団体から受け取った政治資金は22億円、
前年比13.3%の増で、5年ぶりに20億円を超えました。

  《安倍政権によるアベノミクスなどを背景に、大企業の業績が改善、
   アベノミクスの恩恵が自民に還流する傾向が強まっている》
と言われています。
安倍首相の個人献金も、過去最高とのこと。

政治資金に詳しい上脇博之・神戸学院大法学部教授は
  『経団連が、ひと声かければ、カネが集まってくると、自民党は再認識したのではないか。   
   財界が献金により、必要とする政策を『買収』しているとも言える』
                           (毎日新聞 2015年11月27日)
と指摘しています。
企業・団体の政治献金を巡っては、政治との癒着を生み、健全な民主主義を
ゆがめる恐れがあるとの批判もありますが、その通りだと思います。

政府は、
  《米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古周辺の3地区の自治会向けに、
   地域振興のための補助金を新設した。
   1地区当たり1300万円を上限にする。
   年内の交付を目指している》(毎日新聞 2015年11月27日)
とも報じられました。
当初は1区当たり上限1000万円で検討していましたが、1300万円に増やしたそうです。
〈移設に反対する沖縄県や名護市の頭越しに、地元住民へ直接補助することで、
 移設への住民の賛同を取り付ける〉という この狙い、実に嫌な品のないやり方です。

29日、自民党は立党60周年の記念式典を開催しました。
「五郎丸人気」にあやかる形で盛り上がりを見せていたようです。
自信に溢れた安倍首相の顔が、【金(マネー)】の形に見えてきました。
                                  〈ゴマメのばーば〉
コメント
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