golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ニールセン「交響的組曲、6つのユモレスク=バガテル、シャコンヌ、主題と変奏」他、エランド

2012-02-17 23:30:07 | Weblog
ある資格試験のテキストを買ってしまいました。

私みたいなオッサンがいくつか資格試験を受けているものだから、若手も何人か負けじと受験してくれています。

その中の一人が今度受けようかという試験のテキストを2、3日前から書店でチェック。

自分的には苦手系の内容も結構含まれてはいますが、若い人が多く受験する決してレベル的に高いものではないし、まあ受けてみようかなと本日決め、会社帰りにテキストを購入致しました。

ほんと、こんな歳のオッサンもチャレンジするんだから、若い連中は真面目に勉強して資格取れよ!と多少なりとも刺激を与えられればと思っております。

月曜日に会社行ったら、今度これ受けるからって宣言しなきゃ。

まあ、あまりみっともない結果でもいけないし、出来れば合格したいので、4月半ばの試験目指して少し真面目に勉強致しましょう。

アンネ・エランド(ピアノ)(MEMBRAN盤)

ニールセンのピアノ作品。

1.5つの小品 Op.3
2.交響的組曲 Op.8
3.6つのユモレスク=バガテル Op.11
4.祝祭前奏曲
5.「楽しいクリスマス」による夢
6.シャコンヌ Op.32
7.主題と変奏 Op.40

北欧のピアノ曲としては、「抒情小品集」などグリーグ作品がとても好きな私です。

ニールセンのピアノ曲は、グリーグの特異なリズムはありませんが、静かに心に染み入る抒情にはどこか共通するものを感じます。

「さりげない美しさ」がニールセンのピアノ曲の特質かな。

「楽しいクリスマス」による夢は、「サイレント・ナイト~♪」のメロディが聴こえる親しみ易い作品。

他もそれぞれ魅力的な曲ですが、バッハとも通ずる「シャコンヌ」、壮麗さもある「主題と変奏」が特に優れた作品と思いました。

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ヴィヴァルディ「四季、Op.8-5,7」ビオンディ旧盤

2012-02-16 22:59:17 | Weblog
今夜は、本当に久しぶりに飲みに行った感じ。

2週間前に風邪をひいて以来、大人しく帰る日々が続いておりましたもので…。

久しぶりだったので、いつもに比較すれば酒量はだいぶ少な目だったかも。

って、単にいつもが多過ぎるだけか(笑)。

ファビオ・ビオンディ(指揮、ヴァイオリン)エウローパ・ガランテ(Virgin CLASSICS盤)

「四季」って、100種類位音源あるのでしょうか?

クラシックを聴き始めた頃は、イ・ムジチ(アーヨのステレオ盤)、ローマ合奏団盤、イ・ソリスティ・ヴェネティ盤、パイヤール盤位しか主だった録音が無く、その後、マリナー盤が出た時、とても衝撃的だった事を今も記憶しております。

ピリオド演奏の時代になってからイル・ジャルディーノ・アルモニコ盤と並んで当ビオンディ盤は「過激演奏」の極北だったでしょうか。

今まで未聴だったので、4枚組廉価BOXで聴いてみました。

「微温でいい」なんて事はあるはずも無く、極めて活きの良い音楽が奏されて行きます。

イル・ジャルが鋭いカミソリの切れ味とすれば、こちらはナイフなり機関銃なりより重厚な武器の迫力でしょうか。

聴き飽きたように思っていた「四季」ですが、こういう面白い演奏を聴くと楽しい曲との思いを新たに致します。

ベルリン古楽アカデミー盤、イル・ジャル盤などと共にこれもお気に入りに追加。

併録の2曲も活気に満ちて愉しい演奏です。

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武満徹「雅楽《秋庭歌》、三面の琵琶のための《旅》、《秋》抄、触」他、宮内庁式部職楽部他

2012-02-15 23:48:57 | Weblog
今日午後一緒に外出した若手から、今度転職すると聞かされました。

彼とはちょっとだけ一緒に仕事したのみですが、若いけれどなかなかしっかりしていてキチンとやってくれていたので、アバウトな私としては、いつもとても安心しておりました。

違う業界に行くとの事ですが、是非今後も頑張って欲しいなと思いました。

有望な若手で会社としては損失ですが、新天地で是非活躍して欲しいですし、彼なら十分やって行けるでしょう。

若いっていいな、とふと思いました。

宮内庁式部職楽部、鶴田錦史(琵琶)、横山勝也(尺八)(GRAMMOPHON盤)

今日は武満、図書館からの借用CDです。

和楽器による5曲。

1.雅楽「秋庭歌」(1973年)
2.三面の琵琶のための「旅」(1973年)
3.「秋」抄(1973年)
4.「ノヴェンバー・ステップス」より十段(1967年)
5.触[エクリプス](1966年)

「秋庭歌」は、笙、篳篥(ひちりき)、高麗笛、龍笛、琵琶、箏、鞨鼓、太鼓、鉦鼓による現代雅楽。

現代曲なのですが、心優しい武満の音楽は不思議に古代世界に誘ってくれます。

武満の音楽が古(いにしえ)の響きに近いのか、はたまた雅楽そのものが現代音楽と親近性があるのか、考えてしまいます。

まあ、何れにしてもこの雅な響きは、日本人の琴線に触れるものであります。

「旅」は、3つの琵琶(あらかじめ録音された2つの琵琶と演奏される琵琶)による音楽。

「秋」、「十段」、「触」は、尺八と琵琶で奏されます。

決して声高になる事の無い静謐なその音楽には心落ち着かせる不思議な力があって、大好きです武満。

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ニールセン「ヴァイオリン協奏曲、ロマンス、ヴァイオリン・ソナタ第1番」スチュワート、ボストック他

2012-02-14 21:46:10 | Weblog
初めての駅で降りるのってとても好きです。

そこにどんな街があるのか?、どんな感じの商店街があるのか?、どんな住宅地?…何となくウキウキ致します。

今日、初めて降りた駅では写真の招き猫が出迎えてくれました。

って、駅近くのお寺の門にある招き猫であります。

どんなお寺なのだろう?

残念ながら時間が無くて入れませんでしたが、大変興味をそそられました。

ところで、この猫のお腹の所にあるのはきっと小判なのでしょうが、寒がりの猫が湯たんぽを抱えている様にも見えてしまう私っていけない人でしょうか?(笑)

マルコム・スチュワート(ヴァイオリン)、ダグラス・ボストック指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(ヴァイオリン協奏曲、ロマンス)、ヨハネス・セー・ハンセン(ヴァイオリン)、フランク・ヤールスフェルト(ピアノ)(ヴァイオリン・ソナタ)(MEMBRAN盤)

今日は、ニールセンBOXからヴァイオリンの協奏作品とソナタを。

ニールセン作品の中でも必ずしも有名作という訳ではないかもしれない3曲(ヴァイオリン協奏曲は比較的有名?)ですが、普通にロマン派音楽していて、結構良いなと思いました。

ヴァイオリン協奏曲は、決して派手では無いけれど、ヴァイオリンが技巧的に活躍する曲。

ロマンスは、ヴァイオリンとオーケストラによるロマンチックだけど、ベタベタし過ぎ無いのが良いですね。

ヴァイオリン・ソナタは、名作も多いロマン派のこのジャンルの作品の中では地味な存在でしょうが、落ち着いた情緒の中にもヴァイオリンの活躍も聴け、第2楽章アンダンテの静けさも良いし、好きですこういう音楽。3曲の中ではこの曲が一番気に入りました。

何と言うことも無い普通の静かな1日に、特別傑作という訳でも無いこういう普通のロマン派音楽を聴くのも何だか良いなあと思います。

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リンヤマ「パルティータ・ソナタ《来たれ、創造主なる聖霊よ》」他、フォルスマン他

2012-02-13 22:22:59 | Weblog
会社で使用しているPCが老朽化し、新しいマシンに交換して貰える事になり本日届きました。

ところが、旧マシンから新しいマシンへのデータ移行が手こずり、午後半日作業するも完了せず。

グループウェアの設定が前のマシンはちょっと変則的だったようで、ちょっと詳しい若手にも見て貰いましたが解決に至らず。

また明日以降継続。

とは言っても、もう1度だけ自分でちょっとやってみて、後はお手上げするしかないな(笑)。

1.シベリウス(1865~1957)「即興曲 Op.5-1」(1893年)マッティ・ヴァイニオ(オルガン)
2.タネリ・クーシスト(1905~1988)「パストラーレ Op.18-2」(1926年)フォルケ・フォルスマン(オルガン)
3.タネリ・クーシスト「聖歌《緑のオリーヴの小枝を》による幻想曲 Op.55-1」(1951年)タウノ・アイカー(オルガン)
4.ヤルモ・パルヴィアイネン(1927~)「トッカータとフーガ イ短調」(1958年)タウノ・アイカー(オルガン)
5.ヨウコ・リンヤマ(1934~)「パルティータ・ソナタ《来たれ、創造主なる聖霊よ》」(1968年)フォルケ・フォルスマン(オルガン)
6.ペッカ・コスティアイネン(1944~)「オルガン・ミサ曲」(1974年)マッティ・ヴァイニオ(オルガン)(FINLANDIA盤)

以前、図書館から「フィンランドのオルガン音楽 第1集」というCDを借りましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/008a98d1497d53611bad8cf40cf3f030)、こちらはその第2集。

「即興曲 Op.5-1」は、ほの暗い情感の中にも暖かさを感じる4分弱の元々はピアノの為の作品。

「パストラーレ Op.18-2」は、セザール・フランクを賛美した作品との事で、敬虔さの中にも旋律の美しさが光ります。5分弱。

「聖歌《緑のオリーヴの小枝を》による幻想曲 Op.55-1」は、壮麗な如何にもオルガン曲らしい作品。6分強。

「トッカータとフーガ イ短調」は、古(いにしえ)の様式に近代的感性を持ち込んだ作品で、近代オルガン曲の一つの成功スタイル。9分弱。なかなか聴き応えあって好きです、こういう曲。

「パルティータ・ソナタ《来たれ、創造主なる聖霊よ》」は、イントラーダ/コラール/トッカータⅠ/ホケトゥスⅠ/トッカータⅡ/ホケトゥスⅡ/フーガの7つの楽章から成る16分ほどの作品。不協和音やシンセサイザーを思わせる響きなども多い、このディスクの中で最も現代的な曲。個人的にも一番気に入りました。

大好きなメシアンのオルガン曲と比べると、冷やかな感触が如何にもフィンランドのオルガン曲でしょうか。

ちなみに、作曲者は「林山陽子さん」という日本人ではなく、フィンランドの男性。あちらはカタカタにすると日本人の様な名前も結構ありますね。

「オルガン・ミサ曲」は、トッカータ/主よ、あわれみたまえ/キリストよ、あわれみたまえ/主よ、あわれみたまえ/いと高き天には、神に栄光あれ/地には、善意の人々に平安あれ/主よ、神よ、天の王よ/世の罪を除きたもう御方よ/カンツォーナ/私は唯一の神を信ずる/聖なるかな/神の仔羊/神に感謝の13曲から成る30分ほどの大作。

前曲と比べると随分と保守的な様式ですが、音色も多彩で聴き応えある作品です。

フィンランドにも独自の魅力あるオルガン曲がありますね。

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サン=サーンス「ハルモニウムとピアノの為の6つの二重奏曲」他、カニーノ、ブリツィ

2012-02-12 22:11:38 | Weblog
今日は昼間ちょっと買い物に出た程度ですが、もう一時期と違って春の気配が。

風邪はちょっとあっても、日差しに春を感じた1日でありました。

もう後1、2週間で完全に春。

花粉の季節でもあるのが辛いところでありますが。

ブルーノ・カニーノ(ピアノ)、クラウディオ・ブリツィ(オルガン)(CAMERATA盤)

昨日ピアノ伴奏付トッカータとフーガを聴きましたが、今日図書館に行ったら、オルガンとピアノのデュエットのディスクがあったので借りてみました。

1.カミーユ・サン=サーンス(1835~1921)「ハルモニウムとピアノの為の6つの二重奏曲」
2.マルセル・デュプレ(1886~1971)「ピアノとオルガンの為の2つの主題による変奏曲」
3.ジャン・ギユー(1930~)「ピアノとオルガンの為のコロック(討論)第2番」

サン=サーンスの作品は、Op.8と若い頃のものですが、親しみ易さと変化にも満ちて聴いて楽しい曲。

幻想曲とフーガ/カヴァティーナ/コラール/奇想曲/スケルツォ/フィナーレの6曲から成ります。

ピアノが華麗に輝かしく活躍する幻想曲に続き、オルガンとの壮麗なフーガ。

暖かで優しい旋律が奏でられるカヴァティーナ。

華麗なピアノの背後からオルガンが敬虔に奏するコラール。

続く、奇想曲は「3分間クッキング」とかのテレビ番組にでも使えそうなとても愛らしい曲。

素朴でユーモラスな舞踏を思わせるピアノと重厚なオルガンの響きが不思議にマッチしたスケルツォ。

そして、華やかに曲を閉じるフィナーレ。

知名度低いですが、なかなか素敵な作品で、サン=サーンスの天才を改めて感じました。

そして、より近代的な語法のデュプレ作品。

「グラズノフの思い出に」と献辞が付けられています。

オルガンの名手にして作曲家。メシアン、ラングレー、アラン兄妹、ギユーなどフランスオルガン史に輝く人達を育てた偉大な教育者でもあったデュプレ。

サン=サーンス作品ではピアノが主役の感がありましたが、こちらではやはりオルガンでしょうか。

友人を悼む瞑想的雰囲気の中にも、オルガンの多彩な音色と華麗なピアノで聴かせる曲。

更に神秘的な響きを有するのがギユー作品。

メシアンと比べると前衛性や瞑想性は薄目に感じますが、独特のリズムと音色によるオルガンとピアノの対話はなかなかに個性的。

やはり、フランス近現代のオルガン音楽はなかなか奥深いです。

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ミッデルシュルテ「BACHとJ.S.バッハの主題によるカノン風幻想曲」他、ゾンネンタイル

2012-02-11 22:45:24 | Weblog
先週引いた風邪は殆ど治ったものの、(今週は特に忙しくも無かったのに)1週間の疲れもあって、今日は終日ウダウダ寝ておりました。

寝過ぎて疲れて、またそろそろ眠くなって参りました(笑)。

それでは、皆様お休みなさいませ。

ユルゲン・ゾンネンタイル(オルガン)、フィリップ・マイヤーズ(ピアノ)(CPO盤)

ウィルヘルム・ミッデルシュルテ(1863~1943)は、ドイツ生まれでアメリカのシカゴに渡ったオルガニスト、作曲家とのこと。

昨夜、ショップでこのディスクを見付けるまで名前も知りませんでした。

1.BACHとJ.S.バッハの主題によるカノン風幻想曲
2.J.S.バッハの主題による協奏曲
3.J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(ミッデルシュルテによるピアノ譜付)

バッハに触発された2曲と、有名なトッカータとフーガのピアノ伴奏付版が収録されています。

最近、オルガン曲がとても気になっており、特にバリバリの現代曲など聴きたいと思っております。

こちらは、時代的にも伝統音楽の枠内に納まる書法で、特別の目新しさはありません。

しかし、バッハの影響と敬愛の念に満ちた真摯な音楽。

バッハの聴き慣れたメロディが時々聴こえる1曲目も良いですが、より瞑想性が高く近代感覚の「J.S.バッハの主題による協奏曲」が結構気に入りました。

また、意外に面白かったのが、ピアノ伴奏付トッカータとフーガ。

編曲ものだし、オルガンにピアノ伴奏が付くというのも奇異な感じがしたのですが、聴いてみると意外な面白さが。

ピアノがダイナミズムと華麗さを増強していて、如何にもロマン派の色眼鏡を掛けた拡張という感じでもありますが、作曲者のバッハへの尊敬の念が貫かれているからでしょうか、それが外面的で派手なものにならず、彩りの面白さの範囲に留まっています。

また一人、興味深いオルガン作曲家を知ることが出来ました。

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ベートーヴェン、メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」パールマン、ジュリーニ、プレヴィン

2012-02-10 22:25:38 | Weblog
せっかく初台まで行ったのに…。

久しぶりに、「宇宙一辛いラーメンほたる」を食べたかったのですが。

おいおい、そっちかい。コンサートやオペラじゃないのかい。

ちょうど昼時になったのですが、会社へ戻る為、寄れなかったのが本日の大きな心残りであります。

イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)、カルロ・マリア・ジュリーニ指揮フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)、アンドレ・プレヴィン指揮ロンドン交響楽団(メンデルスゾーン)(EMI盤)

昨日からこの王道名曲を聴いております。

ベートーヴェンのこの協奏曲は、クラシックを聴き始めた頃から大好きな曲で、いつ聴いても幸せな気分に満たされる音楽。月並みではありますが、ヴァイオリン協奏曲の王者に相応しい作品だと思います。

この曲を聴けるだけで結構満足なのですが、演奏に関してはLP時代のオイストラフ&クリュイタンス盤が今だに呪縛となっております。

「この辺り、オイストラフはもっと力強い音だったのでは…」、「オイストラフはもっと輝かしい音だったのでは…」等、記憶の中の名演と比較して、今一つ、聴いている演奏に没入出来ない嫌いもあります。

このパールマン&ジュリーニ盤は、ジュリーニのバックは私がこの曲に抱く幸福かつ真摯なイメージとしっくり合って全く違和感ありません。

パールマンのヴァイオリンも磨き過ぎず、癖の無い美音で好感度高い。

ただ、オイストラフと比べると線が細いようにも感じてしまいます。

やはり、今度オイストラフ盤を買い直して記憶の中の名演通りか検証してみないとなりませんね。

一方のメンデルスゾーンもオイストラフの古いモノラル盤が刷り込み。

しかしながら、こちらは甘美過ぎる印象の曲で昔は結構苦手系でした。

この為、幸い(?)こちらはオイストラフの呪縛は利いておりません。

若きパールマンの輝かしい美音とプレヴィンの芳醇なバックで、久しぶりのこの曲を楽しく聴きました。

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ニールセン「ヤコプセンの詩による5つの歌、ホルスタインの詩による6つの歌」他、コルド、ミッケルセン

2012-02-08 22:32:14 | Weblog
味覚が変なのも風邪の症状かな。

熱はたぶん下がった。(今日は測っていない)

食欲もほぼ普通に戻った。

しかし、味覚がどうも平常時と違う。

今日の昼食は、よく食べに行くお店の、よく食べるメニューの、必ず頼む「LLサイズ」のスパゲッティ。

しかし、何だか味がいつもと違う。

いつもと同じにタバスコを大量に掛けているにも関わらず(笑)。

やはり、どうもまだ風邪が治っていないようです。

ウルリク・コルド(バス)、ヨハネス・ミッケルセン(ピアノ)(MEMBRAN盤)

ニールセンの歌曲が計21曲収められています。

1.Du danske Mand
2.Se dig ud en Sommerdag
3.Jens Vejmand
4.Som dybest Brond gi`r altid klarest Vand
5.Den danske Sang
6.Pa det jaevne
7.Nu lyser Lov I Lunde
8.Danmark I tusind Aar
9.Der dukker af Disen
10.Frihed er det bedste Guld
11.ヤコプセンの詩による5つの歌
(1)Solnedgang
(2)I Seraillets Have
(3)Til Asali
(4)Irmelin Rose
(5)Har Dagen sanket al sin Sorg
12.ホルスタインの詩による6つの歌
(1)Ableblomst
(2)Erindringens So
(3)Sommersang
(4)Song bag Ploven
(5)I Aften
(6)Hilsen

初めて聴くニールセンの歌曲はどんなものだろう?と思ったら、何れも親しみ易く美しい歌。

昨日の交響曲はブラームスの延長線上と感じましたが、こちら歌曲はシューベルトの延長線上ですね。

溢れ出る豊かな楽想と、直ぐにでも歌えそうな馴染み易さ。

どこか寂しさも付き纏うことの多いシューベルトに比べると、むしろこちらは明るく屈託の無い音楽。

こんなに取っ付き良くて、素敵な音楽なのに、日本じゃ殆ど人気無いですよね?

日本で売れる歌曲は、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランス、イギリスといった辺り迄が限度になっている気がします。

勿体ないですね。

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ニールセン「交響曲第1番、第2番《4つの気質》」ボストック

2012-02-07 22:51:04 | Weblog
何だぁ~、今日休んでも良かったんだ(笑)。

土曜日に発熱して、日曜には下がったかなと思ったのですが(測らなかったので判らんが)、まだ調子がすぐれない。

今朝も何となく熱っぽいので測ってみたら、「37.9℃」。

迷ったのだけれど、ちょっとした打合せを予定に入れていたので、「敵前逃亡した」(それほどの話では無いが)と誤解されても困るので出社することにする。

まあ、午前中の打合せが終わったら、体調次第で午後半休にしても良いし。

ところが、熱っぽい状態のままズルズルと定時迄居て、今日はすぐ帰って参りました。

何時も食事は「完食」をモットーとしている私が、二日酔い以外で食物を残すのは初めて見た!、と言われたほど体調悪かったであります。

帰宅して、直ぐ氷枕をして音楽聴いております。

「ふと、体温がだいたい何度位だと普通休むのだろう?」と疑問が湧く。

早速検索してみたら、ありました!

歯磨きや洗剤などのメーカーのライオンさんが昨年秋に、「他人が風邪で休んだ時、何度なら仕方ないと思えるか」というアンケート調査。

結果は、「37.9℃」。

私の今朝と同じ!

正々堂々と休めたじゃん。

まあ、一応安全を見て、会社には「ゲタを履かせて」38.7℃位の事連絡しておきゃあ良いし。(ゲタを履かせるなら何度であろうと関係無い!)

ダグラス・ボストック指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(MEMBRAN盤)

体調の悪い時に北欧の交響曲で大丈夫か?、という懸念がちょっとありました。

体調悪い時に、初めて聴く交響曲がシベリウスの後期曲のように晦渋だったら…。いやいや、それならまだ大丈夫だけれど、アラン・ペッタションのように沈鬱でどす暗い音楽だったら…。

ますますの体調悪化は必至であります。

しかし、杞憂でありました。

1番は叙情的で親しみ易い旋律の音楽。

他の作曲家で誰に似ているかと言うと、ブラームスの延長線上にいるイメージでしょうか。

第2楽章は、ブラームスの2番とも通じる美しい自然の情景が目に浮かぶようであります。

牧歌的な第3楽章や力強さにも事欠かない両端楽章。

しっかりした骨格の中に美しい旋律が盛り込まれていて、これはなかなかの佳曲と思いました。

華々しく終曲するのも良いですね。

2番は、ニールセンが居酒屋で見掛けた人間の4気質をテーマにしたコミカルな絵にインスピレーションを得て作曲したとのこと。

古代ギリシャのヒポクラテスの四体液説に基づく分類で、4つの楽章にそれぞれ、胆汁質(短気、怒りっぽい)、粘液質(冷静、知的)、憂鬱質(陰気、メランコリック)、多血質(陽気、活発)と標題が付いていて、確かにそう思って聴くとそんな感じ。

こちらもまた、分かり易く聴き易くて良い曲ですね。

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