golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「マタイ受難曲」ダウス

2012-02-05 19:19:21 | Weblog
高校生の時、友人の住む東京・府中市には山があると聞いて妙に羨ましかったことを思い出しました。

私の住んでいた市には無かったもので。

全国的に見れば、山のある市町村の方が寧ろ普通なのでしょうが、府中にある山は可愛らしい低山。(検索してみたら、浅間山という標高80mほどの丘陵)

日本一低い山として、小学生の時に知った大阪の天保山(標高4.53m)にもずっと憧れておりました。(←変なヤツ)

ふと、府中の山を思い出したのは、先週も急遽行った静岡で見た小山が故。

静岡市近辺は海沿いで平地と思い込んでいたのにも関わらず、前回行った際、駅の南側(海側)を歩いていたら、突然目の前に小山が出現したのに驚きました。

静岡出身の友人に聞いたら、標高63mの八幡山(やはたやま)と判明。

高い山も良いけれど、こういう低山に妙に憧れます。(←やはり変なヤツ)

今回知って残念だったのは、大阪の天保山は自然の山では無く、築山だったこと。

自然の低山では、徳島市に弁天山(標高6.1m)があるそうで、こちら方面に行く機会があったら、是非登ってみたいです。

ブリッタ・スタルマイスター(ソプラノ)、ヘドヴィッヒ・ファスベンダー(アルト)、アンドレアス・ワーグナー(テノール、福音史家)、アンドレアス・シェイーブナー(バス)、フリーデマン・クンダー(バス、イエス)、ヨシャルド・ダウス指揮ポーランド室内フィルハーモニー、ヨーロッパ合唱アカデミー、カルー・アウレリウス少年合唱団(ARTE NOVA盤)

久しぶりの「もっと日常的にマタイを聴こう!運動」。

第11弾というか実質第10弾。

メンゲルベルク、ダウス(抜粋)、マウエルスベルガー、クレオバリー、グッテンベルク、ラミン、ガーディナー、リヒター旧盤、鈴木雅明、ヘレヴェッへ新盤に続くダウスの全曲盤。

以前、バロック・マスターワークスという激安60枚BOXに入っていた抜粋盤が思いの外良く、是非全曲盤を欲しいと思っておりました。

しかし、廃盤になったのか以降見掛けることも無く月日が過ぎ、何時しかこの録音の事も忘れ掛けておりました。

ところが、先日ディスク・ユニオンで発見。しかも、未開封品で900円とかの廉価。ラッキーでありました。

ヨシャルド・ダウスは、合唱指揮者としての評価が高く、チェリビダッケも合唱曲の指揮に重用した人。

現代楽器による演奏ですが、近年のもの(2000年のライブ録音)だけあって、ビブラートを抑えた演奏。

オケが若干弱く感じられなくもありませんが、さすが合唱は素晴らしいし、独唱陣も健闘。

何よりも、ダウスの弛緩無く進めるタクトが素晴らしい。

その真摯でひた向きな信仰を感じさせる演奏は、現代楽器による代表的な名盤の一つマウエルスベルガーともどこか通ずるものを感じました。(マウエルスベルガー盤を少しスッキリさせた感じ)

これ、隠れた名盤じゃないかと思います。

マタイ受難曲は、音楽史上の最高峰にも喩えられる作品ですが、決して、人をして近付け難い俊厳な存在では無く、麓に到達した人を優しく受け入れる包容力ある曲。

これからも、日常的に聴いて行きたい作品です。

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