golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

サン=サーンス「ハルモニウムとピアノの為の6つの二重奏曲」他、カニーノ、ブリツィ

2012-02-12 22:11:38 | Weblog
今日は昼間ちょっと買い物に出た程度ですが、もう一時期と違って春の気配が。

風邪はちょっとあっても、日差しに春を感じた1日でありました。

もう後1、2週間で完全に春。

花粉の季節でもあるのが辛いところでありますが。

ブルーノ・カニーノ(ピアノ)、クラウディオ・ブリツィ(オルガン)(CAMERATA盤)

昨日ピアノ伴奏付トッカータとフーガを聴きましたが、今日図書館に行ったら、オルガンとピアノのデュエットのディスクがあったので借りてみました。

1.カミーユ・サン=サーンス(1835~1921)「ハルモニウムとピアノの為の6つの二重奏曲」
2.マルセル・デュプレ(1886~1971)「ピアノとオルガンの為の2つの主題による変奏曲」
3.ジャン・ギユー(1930~)「ピアノとオルガンの為のコロック(討論)第2番」

サン=サーンスの作品は、Op.8と若い頃のものですが、親しみ易さと変化にも満ちて聴いて楽しい曲。

幻想曲とフーガ/カヴァティーナ/コラール/奇想曲/スケルツォ/フィナーレの6曲から成ります。

ピアノが華麗に輝かしく活躍する幻想曲に続き、オルガンとの壮麗なフーガ。

暖かで優しい旋律が奏でられるカヴァティーナ。

華麗なピアノの背後からオルガンが敬虔に奏するコラール。

続く、奇想曲は「3分間クッキング」とかのテレビ番組にでも使えそうなとても愛らしい曲。

素朴でユーモラスな舞踏を思わせるピアノと重厚なオルガンの響きが不思議にマッチしたスケルツォ。

そして、華やかに曲を閉じるフィナーレ。

知名度低いですが、なかなか素敵な作品で、サン=サーンスの天才を改めて感じました。

そして、より近代的な語法のデュプレ作品。

「グラズノフの思い出に」と献辞が付けられています。

オルガンの名手にして作曲家。メシアン、ラングレー、アラン兄妹、ギユーなどフランスオルガン史に輝く人達を育てた偉大な教育者でもあったデュプレ。

サン=サーンス作品ではピアノが主役の感がありましたが、こちらではやはりオルガンでしょうか。

友人を悼む瞑想的雰囲気の中にも、オルガンの多彩な音色と華麗なピアノで聴かせる曲。

更に神秘的な響きを有するのがギユー作品。

メシアンと比べると前衛性や瞑想性は薄目に感じますが、独特のリズムと音色によるオルガンとピアノの対話はなかなかに個性的。

やはり、フランス近現代のオルガン音楽はなかなか奥深いです。

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