golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ハイドン「弦楽四重奏曲第80番」クイケンQ.

2009-07-21 22:54:29 | Weblog
今朝の出勤途中、会社近くの立ち食い蕎麦屋に寄りました。

自販機でチケットを購入し、何気に見ると取り忘れのお釣700円が。

一瞬迷いましたねえ(笑)。

100円玉1、2枚なら自分のお釣と勘違いした振りして掠め取っても罪にならないけど(罪になるって!)、500円玉がいるしなあ~、中佐(500円)一人と上等兵(100円)二人か~、シカトして持ってっちゃったらやっぱヤバイよな?私の脳内のおんぼろスーパーコンピュータで瞬時に色々検討した結果、「ごっさん」するのは断念。

「お釣り忘れた方いませんか?」と店内の他のお客さんに声を掛け、お店の人にもその旨言いました。

若いサラリーマン風が手を挙げ、中佐と上等兵二人は身請けされて行きました。

ちと残念。

自販機でふと思い出したのは、高校時代学校の前にあった一台。

絶妙のタイミングで同時押しすると二本出て来るのですね。

皆、面白がってそこで買っていましたっけ。

しかし、なかなか二本は出て参りません。ごく稀に同時押下出来た時のみ二本ゲットに成功です。

「バカな自販機だ!」

皆、そう思っておりましたが、今にして思うと、もしかしたら巧妙に仕掛けられた販売促進策だったのかもしれませんね。

クイケン四重奏団(DENON盤)

今日はハイドン。作品76-6、Hob.Ⅲ-80の弦楽四重奏曲を聴きましょう。

前にも何回か書きましたが、バロックとモーツァルトの間の時代は余り聴けていないほとんど手付かずの分野。

なかなか素敵な音楽がたくさん眠っている鉱脈の様に感じております。

なお、夭折したモーツァルトに対し、当時としては長生きだったハイドンの方が後まで生きていたので、ハイドンに関して言えば「モーツァルトと同時代の作曲家」と言う方が適切なのかもしれませんが。

第1楽章アレグレット
シンプルな主題による変奏曲。速い変奏も混ざりますが、主題の落ち着いた曲調が楽章を支配しています。

第2楽章ファンタジア;アダージョ
更に穏やかで平和な音楽。サラリとした肌合ながらも気高い美しさの楽章。

第3楽章メヌエット;プレスト
瑞々しさに満ちた音楽。標記はプレストですが、アレグレットくらいのスピード感でしょうか。

第4楽章フィナーレ;アレグロ・スピリトゥオーゾ
附点リズムの跳躍感が小気味良い音楽。クイケン四重奏団の古楽器による切れ味鋭い演奏が冴えますねえ。

こんな素晴らしい曲が一杯あるんですよね、ハイドンには。

弦楽四重奏曲全集や交響曲全集も安くなっているとは言えなかなか手が出ません。

少しずつ集めて行きましょうか。

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バッハ「イタリア協奏曲」レオンハルト

2009-07-20 21:44:32 | Weblog
今日は、山梨県にゴルフに行って来ました。

スコアは悪かったけれども、綺麗なコースで価格の割りに設備やサービスも良く楽しかったです。

水辺には雛鳥を連れたカルガモが居たり、セミの声も季節感があって良かったですね。

ところで、ふと疑問に思ったのはウグイスの声。

ゴルフ場に行くと良く聞くのですが、ウグイスってそんなにやたらにいる鳥?

若い頃、山とか良く行った時にはそんなに聞く機会が無かった様に記憶しております。

とても風情があって好きなのですが、これって「天然物」?、それとも「養殖」?って疑問が湧いてしまいました。

自然に生息しているのか、もしかしたら放たれたものなのか?

ゴルフ場によったら、姿の見えないことを良いことにスピーカーで鳴き声を流していたりする所もあったりして?

まあ、ゴルフ場自体が自然と人工の中間体と言えるので、もしそうだとしても、それも否定は出来ないのかなあ、とも思います。

しかし、もしスピーカーから流れる声だったら興醒めですね。

「自然にあるがままにプレーする」というがゴルフの精神だと聞いているので、それに反する感じの「スピーカーのウグイス」は流石に無いだろうと信じますが。

グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

バロック60枚BOXから。

バッハってやっぱりドイツの作曲家だったんだなあ~、という当り前のことを改めて感じた演奏です。

この曲のCDは前に取り上げた、やはりチェンバロによるコープマン盤を持っていただけですが、自由闊達、軽妙なその演奏と比較して、重厚で骨太の演奏はドイツ音楽の保守本流の感があります。

コープマンを多彩な変化球と絶妙のコートロールを誇る投手に例えると、ここでのレオンハルトは、直球でぐいぐい押す豪腕投手でしょうか。

1965年録音ということで、既に半世紀近く前の録音。オリジナル楽器演奏も随分変わって来たのだなあ、と感慨を新たにする録音でもあります。

録音は古くなりましたが、今だに訴求力の十分ある立派な演奏です。

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シュワントナー「幻想曲《彼方より》」イズビン、ウルフ

2009-07-19 21:02:29 | Weblog
今朝はいつもの日曜日の様に、ゴルフスクールへの道を歩いていたら、前から浴衣姿の子供達が。

更に前方を見ると、町内会の集会所の庭にたくさんの人が集まっていて、拡声器での挨拶が聞えます。

一瞬、選挙関係かなとも思いましたが違いますね、町内会の夏祭りですねえ。

何人かの挨拶の後、うちの娘も通った近くの小学校の教頭先生も挨拶していました。

何故に?と思いましたが、小学校のブラスバンドも出演していたのです。

教頭先生の挨拶が最後でしたでしょうか。カネや太鼓も賑やかな夏祭りが本格的に開始。

しかし、まだ時間はAM10:30過ぎ。

この調子で夜までやるのかなあ?

炎天下、太鼓の人とかバテちゃうんじゃないかな、と他人事ながら心配になりました。

有名な大きな祭りとかは別でしょうが、町内会の祭りって普通こんな午前中からやるのかなあ?

「3時か、まだあぢいなあ。でもそろそろ準備しなきゃいけねえかなあ」みたいなところが多いのではないでしょうか?

シャロン・イズビン(ギター)、ヒュー・ウルフ指揮セント・ポール室内管弦楽団(Virgin CLASSICS盤)

だいぶ以前に購入したアメリカの現代作曲家のギター協奏作品を集めた1枚。

何回かは聴いたのですが、余り面白く無いと感じうっちゃってありましたが、今日久々に引っ張り出して来ました。

曲にしても演奏にしても1、2回の聴取ではその良さが理解出来ないことも多いですし、その日の気分もありますから、なるべく日を改めて再聴するようには心掛けています。BOX盤とか増えて来ると、それもなかなか儘ならなくなって来ますが。

さて当盤、今まで当ブログで2回取り上げた(レッド・ヴァイオリン奇想曲、クラリネット協奏曲)ジョン・コリリアーノ(1938~)、ルーカス・フォス(1922~)と、このジョゼフ・シュワントナー(1943~)の曲が収められています。

何だ、コリリアーノの曲も入っていたんだ~!と、作曲家が誰だったかも分かっていなかったという情けない状況。

改めて聴き直してみると、前2者の作品も悪く無いのですが、初めて名前を知ったシュワントナーの15分半ほどのこの曲がなかなかに、いやすご~くかな、気に入りました。

ギターの上昇或いは下降する急速な音階的パッセージとドラマチックなオケにより、不思議な迫力ある音楽になっています。

ギターの超絶技巧も超カッコいいし、映画音楽に使われても良さそうなドラマチックで聴き易い音楽。

演奏会とかで取り上げたら意外に人気曲になるのではないでしょうか。

村治佳織さんや鈴木大介さんに是非とも演奏して頂きたいですね。或いは既に演奏されていらっしゃるでしょうか?

アメリカの美人ギタリスト、イズビンも凄まじい演奏を繰り広げてくれています。

以前当ブログでタン・ドゥンのギター協奏曲を取り上げましたが、もっと色々聴いてみたいギタリストです。特に現代作品が素晴らしそうです。

ところで、シュワントナーという作曲家、吹奏楽では人気の様ですね。「そしてどこにも山の姿はない」という曲を切っ掛けに日本の吹奏楽界で人気になっている、ということをネットで読みました。

ちなみに明日は「そしてどこにも山の姿」。

山梨県でゴルフです。

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吉松隆「ファゴット協奏曲《一角獣回路》」馬込、小泉

2009-07-18 22:18:41 | Weblog
私の住んでいる辺りは、住宅地と農地が交ざりあった様な地域でして、裏道など歩いていると、そこかしこに無人の「農産物直売所」があります。

今の季節だと、キュウリやトマトなどがビニール袋に入って金額が表記され、傍らに代金入れの箱が設置してあります。

市場に出せない曲がったキュウリや形の悪いトマトなどを安く提供してくれているのですね。

ところが、ここ1~2ヶ月位の間でしょうか、この「農産物直売所」の様相が一変して来ています。

鍵が掛かっていて、コインを入れると取り出せる自販機型にほとんど変わってしまいました。

治安が悪化している証左の一つなのでしょうか。

いつも行くゴルフ練習場の正面入口前にも無人販売所があるのですが、ここも「有人」に変わってしまっています。

あれ、今日はいないかな?と思いましたが、今日も農家の娘さんなのか、アルバイトなのか、若い女性が着いていました。

変な時代になって来ちゃったなあ、とも時々感じます。

馬込勇(ファゴット)、小泉和裕指揮京都市交響楽団(DENON盤)

昨日の矢代秋雄「ピアノ協奏曲」と同じCDに収録の曲です。(もう1曲、尾高尚忠「フルート協奏曲」も)

以前、「リトマス・ディスタンス」というギター曲(ギターを弾きながら風鈴を鳴らすという大技も加わる作品)を当ブログでも取り上げたことがありますが、「分かりやすい現代音楽」を書く作曲家です。

クラシックの紹介本などもお書きになっていらしゃるので、そちらでご存知の方も多いかとも思います。

この曲は、だいぶ前に図書館でCDを借りたことがあるのですが、「曲名に惑わされて」真面目に聴いておりませんでした。

「一角獣回路」?、何かダッセエ名前だなあ~(失礼)という感じで。

今日始めてライナーノーツを読んで、名前の由来を知り、得心が行きました。

「京都をイメージした作品」として1988年に京都市交響楽団から委嘱された作品。

祇園祭の長刀鉾に一角獣が描かれていたことから発想されたとのこと。

ファゴットの形が一本の角をもイメージしているそう。

秋から春の季節を題材にしているとのことで、急・緩・急の3つの楽章が、秋〈入力〉、冬〈バイアス〉、春〈出力〉というように、取り込まれ→変換され→放出されるという一種の音楽回路に見立てている(作曲家解説より)のだそうです。

工学部出身の作曲家らしいですね。

ファゴットのおどけた音を、随所に日本情緒を感じさせるバックのオーケストラの美しい響きが支えます。

ファゴットは最初から最後まで大活躍。奏者はさぞ大変でしょうね。聴いている方は大変心地良いですが…。

かなりの難曲だろうと思いますが、馬込さんのファゴット巧いですね。モーツァルトの協奏曲なども是非聴いてみたくなります。

偶然、来週京都出張を画策じゃなかった調整中の私です。

もし1泊になれば、朝の京都の町を散策しながら聴きたい音楽です。

秋から冬の澄んだ、凛とした古都の空気の中で聴いたら特にしっくり来るでしょうね。

まあ、実際は宿泊になっても前夜飲んだくれて朝起きれんでしょうが(笑)。

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矢代秋雄「ピアノ協奏曲」中村、岩城

2009-07-17 22:45:20 | Weblog
今日は、会社の帰り掛けに途中下車し、1時間ほど散策致しました。

先日の同様の散策が楽しかったのに味をしめて。

今日のコースは、生まれてから小学校低学年まで住んでいた周辺。

2、3年前にも行った辺りも含まれていて、それほど久しぶりでも無いのですが、やはり懐かしかったですね。

1時間以上歩いた後、コンビニで今話題の(笑)「キリンフリー」(ノンアルコールビール)を1本買って飲む。初めて。

それほど喉の渇きがなかったのですが、そうは言っても1時間以上歩いている訳ですよ。さぞ旨いだろうと思ったのですが、残念ながらそうでもなかったですね。

ビールの味とはちょっと違う。

もっと喉乾いていたら旨いのかなあ?また、今度トライしてみましょう。

それにしても、昔あった「バービカン」は名作でした。完全にビール味でしたもの。復刻してくれないかなあ~!

中村紘子(ピアノ)、岩城宏之指揮NHK交響楽団(DENON盤)

帰り掛けにHMVを覗いたら、このCDが2枚以上25%OFFになっていたのでもう1枚と抱き合わせで購入。

前回、同じピアニストによる2つの演奏(1977年、1982年録音)を取り上げましたが(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/e25314d5217df83785095cd322cd9a77?guid=ON)、その際、木曽さんにお教え頂いた、その2つの演奏に先立つ1968年録音が思いがけず安く入手出来ました。(クレスト1000シリーズ1,050円×75%)

先日の1977年録音はちょっとオーケストラの響きが粗く感じました。

この録音は初演の翌年のもので、オケが更に粗いのでは?と心配しておりましたが、とんでもありません。

厚くしっかりした響きで、ピアノと共に熱い音楽を繰り広げてくれます。

メシアンに師事した作曲家ですが、メシアンの影響も勿論感じますが、よりバルトークに似ていますでしょうか。

ほんと、これは名曲!

そして華麗な雰囲気の中村紘子さんからは想像も付かないエネルギー溢れる熱演、名演です。

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ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5 番《皇帝》」内田、ザンデルリンク

2009-07-16 08:27:48 | Weblog
今晩は飲み会なので久々に朝書いています。

思い起こせば、当初はほとんど朝の通勤で書いていました。

ところが、朝の電車はやはり寝て行きたい、ということで途中から夜型に移行。

しかし、音楽聴きながら地下鉄に座って乗っていると、着いた駅がどこなのか全く分かりませんねえ。

勿論外の景色は見えないし、似た雰囲気の駅大杉。

首を捻って駅名表示を見ようとするけれど、いつもどこの駅もほとんど見えない位置。

寝ていて目覚めた時も、駅名表示が見えたためしが無い。

昔流行った「マーフィーの法則」というやつでしょうか?

内田光子(ピアノ)、クルト・ザンデルリンク指揮バイエルン放送交響楽団(PHILIPS盤)

当ブログ登場回数の多い曲で、もしかしたら現在一番かもしれません。

大好きな曲で、いつでも聴ける曲ですし、演奏時間的にも手頃。

演奏者もピアニスト、指揮者、オーケストラだけだから、携帯入力も楽。

オペラとか昨日の曲の様に登場者の多い声楽曲はイヤなのですよ~(笑)。入力するだけで疲れてしまう。

携帯に前回取り上げたポリーニ、ベームのログが残っていたので、曲名はコピペで済んだし。(そうか、グリモー盤のログの方がもっと手前にあったな)

さて、久々聴くこの演奏。

以前の印象もそうでしたが、ガラス細工の様な澄んだピアノが美しい。オーケストラも堅実、改めて聴くとなかなかしなやかでもある。

ただ、この曲に私が期待するものとちょっと違う気もします。豪快さに欠けると言いましょうか。

かなりの高水準にある演奏であることは確かですし、また日を改めて聴いてみましょう。

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シェーンベルク「グレの歌」レヴァイン

2009-07-15 21:27:51 | Weblog
最近あの人見掛け無いな。

毎日の通勤で、この人は一体どういう人なのだろう?と不思議に思う方を見掛けることがたまにあります。

別に怪しい人ということではなくて。

いつも使っている会社近くの駅を降りると、非常に大きな犬を連れたスーツを着たビジネスマン風の方を何回か目撃したことがあります。

盲導犬とかでは無く、普通のペット風の犬。

そこは繁華街でマンションや普通の住宅は無いし、きちんとしたスーツ姿だから犬の散歩という風情でもありません。

自分の経営している会社の前で車を降りた、という様子でもありません。

ドラマの撮影とかでも無いし、目立とうと奇抜な行動をしている節もありません。

極めて自然な感じの振る舞いだし、紳士的な様子。

あの人はどこから来て、どこへ行くのだろう?

あの犬は?

一体どういう人?

今度もし見掛けたら、後を着いて行って真相を知りたい誘惑にかられそうです。

デボラ・ヴォイト(ソプラノ)、ヴァルトラウト・マイヤー(メゾソプラノ)、エルンスト・へフリガー(テノール)、ベン・ヘップナー(テノール)、アイケ・ウィルム・シュルテ(バリトン)、ジェームズ・レヴァイン指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団

(OEHMS CLASSICS盤)

今日は、シェーンベルクの後期ロマン派時代の大作を。

前に購入して余り聴き込んでいなかったCDですが、先日久しぶりに聴いてなかなか良いと思ったので。

非常に大規模な濃厚ロマン派作品だと思いますが、この演奏ではドロドロ感は希薄で、むしろその繊細で美しい響きが強調されている様に感じます。

残念ながらこの録音しか持っていないので、比較が出来ないのですが、もっとコッテリした表現がいくらも可能な音楽ですよね。

しかし、豪華な歌唱陣でもあり、レヴァインの明るい響きでロマン派最後期の美しい華を楽しむことが出来ました。

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ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」ロストロポービィチ、カラヤン

2009-07-14 23:10:01 | Weblog
左党さんのブログでノンアルコールビールの記事(http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/204169/177066/58949677)を拝見してから、やたら飲んでみたい私です。

例えば、会社の昼休み。

近くのコンビニなどに行って、さきいかなどと共に買って来るのです。

オフィスでプルトップを音を立てて開け、さきいかを大袈裟な手振りで噛りながら、「うぉ~、うめえ~。夏はやっぱこれだぜ!」と喉を鳴らしながら飲むのです。

例えば、会議中。

他の人が、缶コーヒーやペットボトルのお茶などをチビリチビリ飲んでいるのを尻目にグビリグビリと一気飲み。そして、手の甲で口元を拭うのです。

例えば、運転中。

信号待ちで隣にパトカーが来ることがあるじゃないですか。

わざと隣をじろじろ見て、こちらを振り向かせてからグビリグビリ。

色々なシチュエーションで飲んでみたいノンアルコールビールであります。

ムスティスラフ・ロストロポービィチ(チェロ)、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

名高い名盤、これもブックオフ250円品です。

バリバリのアンチ・カラヤンだったLP時代でさえ、これは凄い演奏だと思っておりました。

LPもCDも持っていませんでしたが、FM放送で何回も聴いて来た演奏。

ロストロポービッチとカラヤンが、ガチンコ勝負の競演を繰り広げる演奏。

今回CDを初めて入手して改めて聴いてみても、その昔の印象は寸分違わぬものでありました。

その質感、迫真力。

やはりこれは歴史に残る凄い演奏ですね。

泥臭くって、昔は決して好きな曲とは言えなかったのですが、本日何回か繰り返し聴いていたら、その圧倒的な迫力と夢見心地のメロディ溢れるこの名曲に今更ながら魅せられてしまいました。

力のこもった1、3楽章も勿論素晴らしいですが、2楽章の優しい旋律の何と素敵なこと!ロストロポービッチとカラヤンの芳醇で豊穣な音楽が幸福な満腹感を与えてくれます。

この曲、以前当ブログでもフルニエ、セル盤を取り上げましたが、その演奏や当ロストロポービィチ、カラヤン盤ともだいぶ違った雰囲気であろう、フッフロ、ノイマン盤なども是非聴いてみたくなりました。

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クルシェネク「交響曲第2番」ツァグロセーク

2009-07-13 21:52:15 | Weblog
電車の通勤定期が昨日で切れた為、今朝はいつもより早く家を出たのですが、最寄駅の定期券売場がまだ開いていない!

仕方なく、行きは現金で(正確にはPASMOで)乗車。

行きを現金で乗ってしまうと、帰りに定期買うのが勿体無いのですね。1日分は片道しか乗らないことになる訳ですから。

片道410円だけれども、それがとって~も損した気になるのですね。

ですから、こういう場合は帰りも現金で乗車して、定期券は翌日からの有効期間で買っていたのです、今まではずっと。

ところが今月は赤字なので、たった410円と言えども無駄な出費は押さえたい。

そこでハタ!と気が付いたのは(それほどの事かよ)、明日からの定期券を買ったとして、その期限が切れる6ヶ月後は一体何曜日なのかということ。

もしそれが土日や祭日で定期券を使わない日だったとしたら、結果的に1日分損してしまうではないか。

それなら、今日の帰りの分からでも定期券を買う道理が成り立つ。

早速、カレンダーを見てみましたが、明日起算6ヶ月後の1月13日はあいにく火曜日。

残念!

でもねえ、考えてみれば6ヶ月後の事なんて分からないじゃないですか。

外出や出張とかで定期券使わないかもしれないし、別の勤務地に異動になっているかもしれませんし。

色々悩んだ末、本日からの定期券を購入致しました。

さあ買おう!と決意して(それほどの事かよ)、会社最寄駅に行ったら、定期券販売窓口は当駅には無いとのこと。

自販機でも買えるそうですが、現在使用中のPASMOタイプの定期券が、別会社線の自宅最寄駅で購入したもののため自販機は使えないとのこと。

結局、ちょっと離れた別路線の駅(たいした距離ではありませんが)の窓口に行き、本日からの分を購入致しました。

定期券1枚買うのに、それはもう大騒ぎ。(笑)

ローター・ツァグロセーク指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(LONDON盤)

昨日図書館で借りた1枚。

家の近くの小さな図書館、こういうCDもあるから嬉しいのです。

ナチスにより演奏を禁止された音楽を集めた、一部で大人気の「退廃音楽シリーズ」の1枚。

エルンスト・クルシェネク(1900~1991)はウィーンに生まれ、ドイツで活躍し、ナチスの台頭によりアメリカに亡命した作曲家。

ジャズの影響を受けた「ジョニーは演奏する」という妙な?題名の曲の作曲家という程度の知識しか無く、その音楽を聴くのは初めて。

Wikipediaに拠れば、後期ロマン派、無調、12音、新古典主義、ジャズの影響、電子音楽、偶然性音楽と作風も色々変遷した作曲家。

さて、この第2番の交響曲、どんな作風かと言うと、マーラーの延長線上に無調の要素も加わった感じ。

マーラーが交響曲第11番を書いていたら、こんな感じ?

ショスタコーヴィチにも、ちょっと似ているでしょうか。

バルトークとも一脈通じるかな。

でも、ストラビンスキーとは違う。

スウェーデンの悲痛作曲家アラン・ペッタションから悲痛極まりなさという「牙」を抜いた感じとも言えます。(分かんねえよ!)

3楽章で1時間超の作品。

決して万人向きという音楽ではありませんが、個人的には結構気に入りました。他の曲も是非聴いてみたいです。

ちなみに、1年程度で別れてしまったけれども、マーラーの娘アンナと結婚していた人で、マーラーの妻だったアルマから第10番の完成を依頼されたが、校正を行った程度で終わったとのこと。

残念!

マーラー交響曲第10番クルシェネク完成版を是非とも聴きたかった!

そう思わせる音楽です。

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ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》」キョンファ、フランクル

2009-07-12 22:44:49 | Weblog
昨日は「第1回クラヲタの会」。4時間以上に渡って「世界の山ちゃん」で「日本のクラヲタ」が、ホッピーをガンガン飲みながらクラヲタ話に花を咲かせました。

左党さん、minaminaさん、ピースうさぎさん、yokochanさん、楽しい時間を有難うございました。また、次回を楽しみにしております。

ところで、左党さんがお店に予約を入れて頂いた際、「クラヲタの会」の名前になっていて、受付にも確かにそう書いてあったけど、お店の人はどういう集団か分かったのかな?

「『ヲタ』って付くからオタクなんだろうと思うけど、何のオタクなんだろうね?」

「店長それ同窓会っすよ。クラスの中でオタクと言われていた5人が集まるんですよ。うん、間違いないす」

「私はね、クラブオタクだと思うわ。クラブとかよく行く人達じゃない?」

「ボクは、オタクじゃなくて、お金持ちを目指す人の集まりだと思います。ヲの字に注目です。『蔵を建てよう会』の略だと思います」

………………

一体どう思われていたのでしょうか?

次回また「世界の山ちゃん」でやる時には、「世界のyokochan」で予約しましょうよ。yokochanさんダメでしょうか?

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)、ペーター・フランクル(ピアノ)(EMI盤)

本日図書館から借りてきたCDです。

一緒に借りて来た他のCDをディスクマンで聴きながら昼寝をしていたら途中で電池切れ。起き上がって電池交換するのもめんどいので、音楽は断念、昼寝に専念。

それで時間が余り無くなってしまった為、短いこの曲に急遽変更しました。

この曲は昔から知っているのですが、何故かLPもCDも持っていないです。

初めてこの曲を聴いたのは、遥か昔高校生の時、和波たかよしさんのコンサートでした。(携帯で「よし」の漢字が入力出来なかったのでお名前を平仮名にしました)

演奏が素晴らしかったこともあり、なんてしっとりした素敵な曲なんだろうと思ったのをよく覚えております。

その後、ラジオなどで何回も聴いて来ている曲ですが、何故かディスクとは縁がありませんでした。

最近、帰宅途中の大きな交差点でこの曲の冒頭が流れているのを何回か聴きました。

大型ディスプレイに映る、何かのCMのBGM。

梅雨時のそぼ降る雨に濡れた街路とこのメロディがしっくりして、何とも素敵な情感でした。

CD欲しいんだけれど、ここのところ赤字で自粛中。

それで取り敢えず図書館で借りて来た次第。

じっくりこの曲を聴いたのは、もしかしたら和波さんのコンサート以来?

何とはなしに「竜頭蛇尾曲」と誤解していた節がありますが、いやいやとんでも無いですね。

時々、曲の冒頭がもの凄く素晴らしく、それ以降がちょっと霞んでしまい冴えない様に思う曲がありませんか?

いずれの曲もその後全くの誤解であり冒頭以降も素晴らしいということが分かりましたが、私は次の様な曲などを当初「竜頭蛇尾」と感じておりました。

R.シュトラウス「ツァラツストラはかく語りき」
チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」
ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》」

この曲の冒頭も何としっとりと優しいメロディなんでしょう!

こういうの聴くと、ブラームスは抜群のメロディメーカーだと思いますね。

ブラームスの肖像画っていうと、通例髭のオッサン、というか爺さん顔ですね。

偉いのかもしれないけれど、気難しいそうで、余りお友達にはなりたく無く感じの。

ところが、若い頃のブラームスの肖像画を見るとなかなかのイケメンですね。

こういう美しいメロディがとてもしっくり来るような。

じゃあ、この美しいヴァイオリン・ソナタはいつ書かれたかというと作曲者46歳の時。

イケメン顔と爺さん顔の中間の頃でしょうか。(よう分からん!)

やはり作曲家は顔じゃないんだ。(当たり前である!)

さてさて、「竜頭蛇尾」との疑惑もあったこの曲(疑惑じゃ無いって!)、先ほどから数回繰り返し聴いておりますが、決して「竜頭蛇尾」なんかでは無く、冒頭から最後まで、情感豊かで美しい音楽が溢れています。

好きな梅雨の時期に静かに聴きたい曲ですね。

梅雨明け前にCD買わなきゃぁ!

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