golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

べルリオーズ「幻想交響曲」ミンコフスキ

2009-07-27 22:39:39 | Weblog
「社長、今日のコンサートは如何でした?」

「そうだね、ビオラがこの前ミュンヘンで聴いた時に比べるとイマイチという気もしないでは無いけど、全体的にはまあまあの演奏だったんじゃないかなあ」

「お帰りはこのまま田園調布のご自宅ということで宜しいでしょうか?」

「そうだえね~、ちょっと喉乾いちゃったから、ドンペリで潤って帰ろうか」

「じゃあ、銀座のいつものお店ってことで…」

「宜しく頼むよ」

「ありゃあ~、スーさんじゃないの?ダメだよぉ~、俺に黙って銀座の高級クラブなんか行っちゃあ~」

「あれぇ、悪い事は出来ないねえ、こんなとこで見付かっちゃうとは。どう、ゴルちゃんも良かったら一緒に銀座に飲みに行くか?」

「へい、よろこんで~」

「社長、いいんですか、こんな奴、いやこの人も連れて行って?」

「山下君、何を言うんですか。このゴルフさんは私のクラヲタの先生ですぞ。つべこべ言って無いで、早く銀座のいつものお店にお連れしなさい」

「ハイ、分かりました社長!」

マルク・ミンコフスキ指揮ルーブル宮音楽隊、マーラー室内管弦楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

酔って千鳥足で、東京芸術劇場の横を歩いていたら、品川ナンバーの黒塗りの高級車が何台か路肩に停まっているのですね。

主を待つ車。

きっと運転手さんと上記の様な会話がなされるのだろうと、不肖浜崎じゃなかったgolf130は考えるのであります。

しかし、所詮それは幻想、いや妄想に過ぎないようで、どこの黒塗りからもお声は架からず、golf130は100円マックなどでクールダウンする訳であります。

古楽界のカリスマの一人ミンコフスキも幻想入れていたんだ!

帰り掛けに寄ったHMVで初めて知り、ウルトラハイパー庶民ど真ん中の私めは、690円の大枚?を投入しこのCDを購入したのでありました。

ピリオド奏法による、スッキリした見透しの良い中にも鋭い演奏で、この曲が内在している前衛性が顕になっているように感じ、とても面白いです。

しかも、この曲の持つもう一方の均整の取れた美しさも堪能させてくれる演奏です。この演奏を聴いているとべルリオーズがベートーヴェンと同時代人でのあることに納得も行き、彼の初期交響曲との関連性なども感じるから不思議です。

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