golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ヴィヴァルディ「フルート協奏曲集」ゴールウェイ、シモーネ

2009-07-11 15:26:05 | Weblog
今日は先週に引き続き歯医者さんへ。

先週型取りし、完成している詰め物を装着すれば完了の予定。

「どうですかその後。痛くなったりしてませんか」

「全く完璧パーフェクトですねえ~」(長嶋さんみたいだ(笑))

歯医者に少しの疑義も抱かせてはいけない。

事実問題は何も無いのだが、仮に「ちょっと違和感が…」とか、「冷たいモノとか飲むと凍みて…」みたいなことを言うと、「まだ虫歯の削りが足りなかったかな?」とか「先週削ったところ以外にも患部がまだ他にあるのかな?」とか、追加の治療行為に対する意欲を刺激してしまう懸念がある。

そうなると、「今度は神経に近いから流石に麻酔しないとダメですね」と注射器のお出ましとなってしまうかもしれない。

何としてもその事態は回避したい。

幸い、そういう流れにはならず、無事詰め物の装着が完了。

今夜のオフ会、「世界のやまちゃん」で予定通りに初稼働が出来る。良かった。

「他にどこか具合の悪い歯はありませんか」

「全然まったくマルっと大丈夫だあ~」(仲間由紀恵風に)

「歯の根元が汚れているからクリーニングした方が良いですね」

歯石が溜まっているとのご指摘。

取って貰うことで再来週の土曜日を予約。

歯石取るのは決して嫌じゃない、楽勝。大して痛くも無い。

いや待てよ。昔、歯石取るのにも麻酔されたことがあるぞ!

何としてもそれは阻止しないと。

注射は怖いのである。

ジェームズ・ゴールウェイ(フルート)、クラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティ(RCA原盤)

今日はバロック60枚BOXから。

DHM50枚BOXの方が比較的新しい粒揃いのオリジナル楽器演奏なのに対して、こちらは現代楽器演奏の録音も交ざり古い録音もあり玉石混交の感もあります。

この録音は、フルートの大御所ゴールウェイとバロック演奏で一世を風靡したイ・ソリスティ・ヴェネティによる1988年の現代楽器演奏。

単発だったら特に触手が伸びなかったであろう(激安なら分かりませんが(笑))ディスクです。

RV.456、108、427、458、440、429の6曲が収録されています。

如何に名手とは言っても、「黄金のフルートを持つ男」の異名もあり、金ぴか過ぎて、オリジナル楽器演奏とは対極にあるようなゴージャスな演奏なんだろうなあ、流石にちょっと違和感ありそう、というのが聴く前の先入観。

ところが、聴いてみたら意外に良いではありませんか。

磐石テクニックのフルートは、決してケバケバでは無く、まろやかな音で誠実な演奏に聞こえます。

たまにはこういう温かみのある現代楽器演奏を聴くのも良いですね。

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コロンブ「ヴィオール作品集」パール

2009-07-10 22:18:27 | Weblog
明日は、「minamina日記」、「のんべのクラシック日記」共催の「オフ会」に出席させて頂くことに致しました。

「オフ会」という言葉は、インターネットなど無いパソコン通信の時代から聞き知っていたのですが、出席したことなど今の今まで無く、考えてみればお作法?が全く分かっておりません。

「クラヲタ会」という名称だそうですが、会場に直接出向いた場合、店の人にどう言って案内して貰えば良いのだろう?

オタクはオタクらしく、俯き加減にボソボソッと、「クラヲタ会なんですけど…」と言えば良いのかな?

「来たよ、オタクの集会の人。いかにもオタクって感じで暗くってヤダね」みたいに店員間で噂されるのだろうな。やだな。

逆に、こんな感じで入店すれば良いのかな?

「ねえちゃん、ねえちゃん。わいなあ、くらおた会のもんやけど、ツレが先に来てるんやけどどこの席や?」

「お客様お待ちしておりました。愚等雄多会の皆様既にお集まりですよ」

と、眼光鋭いパンチパーマの方々が居並ぶ部屋とかに通されちゃったらヤバイよなあ。

「あっ、すいません、間違えました~」なんて急いで部屋を出ようとすると、

「オッサン!俺達が大切な話してるところに無断で入ってタダで帰れると思ってんかい!!!」

これは大変な状況になっちゃうよな。この言い方は止めとこ。

また、出席者はお互いにハンドルネームで呼び合うのかなあ?

minaminaさん、左党さんとかは普通に呼べる名前だから良いけど、golf130は言い難いよな。

「ワ・タ・シ、ゴ・ル・フ・ヒ・ャ・ク・サ・ン・ジ・ュ・ウ・デ・ス」みたいに、昔の漫画に出てきた性能の悪いロボットの様な抑揚の無い声になっちゃいそうだよな。

「ア・ナ・タ・ガ、ゴ・ル・フ・ヒ・ャ・ク・サ・ン・ジ・ュ・ウ・サ・ン・デ・ス・カ?」

「ハ・イ、ワ・タ・シ・ノ・ナ・マ・エ・ハ、ゴ・ル・フ・ヒ・ャ・ク・サ・ン・ジ・ュ・ウ・デ・ス」

みたいなぎこちない会話になっちゃいそうだよな。

こんな分からないことだらけですが、明日楽しみにしております。

ヒレ・パール、ロレンツ・デュフトシュミット(ヴィオール)、リー・サンタナ(テオルボ)、アンドルー・ローレンス=キング(バロック・ハープ)(Deutsche Harmonia Mundi盤)

昨日に引き続き、DHM50枚BOXから、サント・コロンブのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)作品集。

フランス・バロックの作曲家、ヴィオール奏者サント・コロンブの生涯は謎に満ちていて、本名も生没年も定かでは無いそうです。

Wikipediaに拠れば、1630~1640年に生まれ、1960~1700年に没した模様。

残念ながら見ていませんが、弟子のマラン・マレとの師弟関係を題材にした「めぐりあう朝」というフランス映画もあります。

このCDには、プレリュード、クプレ、再発見、語り合い、書きかえ、トンボー、嵌め込み、威厳、大急ぎ、変化、心移り、という11曲が収録されています。

1曲目のプレリュードが重々しい低弦の響きで開始されます。

随分と地味な曲ばかりだなあ、というのが第一印象でしたが、再聴してみると、派手さとはほど遠いですが、柔らかく優しい音楽ですね。

ヴィオールやテオルボは古楽器の中でも特に響きの好きな楽器。

こういう雅な響きに浸っているのは何とも言えぬ心地良さです。

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ファッコ「和声復興への考察」ラルテ・デ・ラルコ

2009-07-09 22:40:06 | Weblog
景気回復への考察。

不景気で会社も個人も財布の紐が非常に硬くなってしまっていますねえ。

A社がモノを買わない。買ってくれないから売り手のB社も経費削減する。するとB社と取引していたC社の売り上げが落ちる。C社もモノを買わなくなる。…これが連鎖してどんどん景気が悪くなって来るのでしょう。

であればですねえ…。

「社長はん、ここは思い切って注文書にド~ンとハンコ突いてくれまへんか。それが日本経済の為ちゅうもんやないでっか」

「なんやねん、その日本経済の為ちゅうのは?」

「社長はんが、この商品を買うてくれる。そうすれば、うちも新しく設備投資が出来る。するとうちに機械を収めた会社も潤って、そこもまた投資する。これが、日本中に巡って行けば、たちまちに景気回復やないでっか。そうすりゃ、社長はんは日本の景気を回復させた男っうことで歴史に名前が残りまっせ」

「そんなアホな。それになあ、もしうちが買ったっておたくが設備投資に使うって保証は無いやないか。もし、おたくが金使ってもその先どこかで流れが止まっちまうんやないか」

「そこで、社会的談合っうか、国家的談合っうか、皆、金が入ったら必ず使うってことで約束出来ないもんでっかねえ?『バブルの夢よ、もう一度』を合言葉に幕府がそういう御触れでも出してくれないもんでっか?」

「幕府じゃなくて政府やろ」

201X年「儲かったら使え法」が施行されると景気は急速に回復し、空前絶後の好景気となった。

しかし、企業も個人も浪費癖が付いて、結果みな借金がかさみ、また急速に景気が悪化してしまったそうである。

フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン、指揮)ラルテ・デ・ラルコ(Deutsche Harmonia Mundi盤)

久しぶりにDHM50枚BOXから。まだ半分近く未聴盤が残っております。

初めて名前を知ったジャコモ・ファッコ(1676~1753)はイタリアの作曲家。

「和声復興への考察」と題されたOp.1が収められています。6曲から成るヴァイオリン協奏曲集です。

アントニオ・ヴィヴァルディ(1678~1741)と同時代の作曲家で、ヴィヴァルディと似た親しみ易い音楽ですね。

生き生きとして明るく、ヴィヴァルディをちょっと情熱的にした感じでしょうか。

素晴らしい名曲という感じではありませんが、BGM的に気楽に楽しめる小気味良い曲。

やはり初めて名前を聞いたオリジナル楽器アンサンブルも活きの良い演奏を聴かせてくれます。

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チャイコフスキー「交響曲第4 番」カラヤン

2009-07-08 22:22:15 | Weblog
今日はノー残業デーの為、帰り掛けに普段降りることの無い駅で途中下車し、知らない町を散策してみました。

そこは新しく瀟洒なマンションが立ち並ぶ街。

しかし、歴史と格式のある寺院もあります。

一歩路地を入ってみました。

古い小さな商店が並び先ほどの大通りとは風景が一変。昭和の香りムンムン。

更に、江戸の時代を偲ばせる不規則に折れ曲がった小路を歩くと昔の屋敷跡か?大きな森も。

ここ本当に現代の東京?という風景が色々見られ楽しい散歩でありました。

2駅分ほど歩いて、現代東京のターミナル駅から電車に乗って帰宅致しました。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

苦手系のチャイコフスキーの中で、例外的に好きな曲の一つ。

改めて聴きながら、この曲が好きな理由を考えてみますと、第3楽章と第4楽章に大きなポイントがあるようです。

弦のピッチカートで奏される第3楽章、昔初めて聴いた時に、その奇妙な不思議感覚に魅せられてしまったようです。知らない町を散策する様なワクワク感があるんです、この音楽。

そして第4楽章の歓喜の爆発、開放感。

静かな古い不思議な町並みを抜け、ネオン輝く大都会に出た、今日の散策の様であります。

カラヤンが何回この曲を録音しているのか知らないのですが1966年録音ですので、比較的早い時期のものでしょうか?

カラヤンらしいゴージャスさは意外に薄く、抑制の聴いた演奏に感じられました。

後年の録音はより洗練度を高めているのでしょうか?

当録音は勿論高い水準の演奏と思いますが、後の録音やロシア系のドロ臭い演奏も聴きたくなりました。

本日の帰り掛け、ブックオフでの250円調達品です。

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ヘンデル「水上の音楽、王宮の花火の音楽」ミュンヒンガー

2009-07-08 08:07:47 | Weblog
昨日は飲んで帰って、まだ早い時間だったのですが、横になってCD聴いていたらつい寝込んでしまい、更新出来ませんでした。

時々、昔と比べて世の中の何が良くなって、何が悪くなったのだろう、と思うことがあります。

例えば、科学技術の進展に伴って生活が非常に便利に快適になったことは大きなプラスですが、治安の悪化などは毎日のニュースの通りです。

身近なところでは居酒屋(オイオイ(笑))。

私の若い頃と比べると本当に素晴らしく進化したなあ~!と感じます。

昨夜飲んでいたのもよくある普通のチェーン店ですが、メニューも豊富で美味しく安い。店内だってオシャレ。

おじさんの若い頃はですねえ、確かに安いチェーン店などもありましたが、刺身は色が変わっちゃってるし、メニューもありきたりのものがちょっとしか無いし、お店は汚いし、従業員は愛想が無いし、…その割りにはそれほど安くも無かったのですよ。

市場競争の要素も大きいでしょうし、物流、冷凍技術、料理メニュー開発、店舗デザイン、内装技術等の進展によって、今日の進化した居酒屋があるのだなあ、と日々実感しております。

あっ、誤解の無きよう。毎日飲んでいるわけじゃ無いですから。

飲まない日の方がずっと多いです。

しかし、飲む時には飲まない日の分も纏めて飲んじゃっている気も致します(笑)。

カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団(LONDON盤)

一昨日ブックオフで250円で調達したCD。

現代楽器による演奏で、クラシック原理主義の教義にもとる演奏だけれども、バロックや古典派の演奏で定評のあったミュンヒンガーの演奏、何しろ250円だし、ということで購入。

毎年、この七夕の時期とかになると、この2曲とても聴きたくなるのですよ。

暑い時期に涼を求める音楽としては最適ですね。

オリジナル楽器演奏に慣れてしまった耳からは、弦がちょっと濁っているように感じたり、切れ味がイマイチに思ったりも無くはありません。

しかし、しなやかな音楽で、管楽器も(オリジナル楽器の響きとは違いますが)美しい。

風にそよぐ笹の葉の様な柔らかで爽やかな演奏で、暫しの涼をとることが出来ました。

冷房の利いた電車で聴いていたのだけれど(オイオイ)。

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ペルゴレージ「スターバト・マーテル」グレース

2009-07-06 22:22:38 | Weblog
いやあ、今日は蒸し暑かったです。

終日、社内に居たのですが帰りに外に出たら、むうっ~と来て身体も湿気でベタつきます。

雨が上がった直後で湿度100%に近かったのかもしれません。

しかし、空はどんよりした曇りではなく、雲の切れ間からは梅雨明けが近づいている気配も感じました。

夏は一年で一番好きな季節ですが、梅雨だって嫌いじゃない。

ひねくれ者の私は、梅雨明けは嬉しい様な寂しい様な気が致します。

まだ、梅雨明けていないので気が早いですが。(笑)

ステファニー・コポインツ(ソプラノ)、ガブリエラ・ベッセニー(アルト)、ヴォルフガング・グレース指揮ヨーロッパ・シンフォニー(ARTE NOVA原盤)

以前も取り上げたことのあるバロックの超名曲。バロック60枚BOXの演奏を聴いてみました。

聴いた感じでは、小編成の現代楽器オーケストラの様です。

演奏者はいずれも知らない人、団体ですが、クセの無い、この曲の清らかな美しさにスポットライトを当てた演奏です。

独唱の2人も誠実な歌い廻しが好感が持てます。

ちょっとサラリとし過ぎている感じですが、清潔でなかなかに美しい演奏。数多の録音が出ている現在ではベストを争うという演奏では無いとは思いますが、この名曲の素晴らしさは十二分に伝わって来ます。

私がこの曲を知った昔には、「熱い」マゼール盤と「涼やかな」カラッチオーロ盤くらいしか目ぼしいLPが無かった様に記憶しております。

そう、マゼールは若い頃は、バロックも録音していたんですよ。

マゼールもカラッチオーロも良かったけれども、あの頃にこの録音あればベストチョイスだったかもしれません。

いずれにしても、この曲が聴けるだけでも幸せであり、感謝しなきゃ。

それほど凄い名曲ですよね。

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レスピーギ「ボッティチェリの3枚の絵」マリナー

2009-07-05 22:13:09 | Weblog
皆さんは本を読んでいて、栞が手元に無い時どうされますでしょうか?

僕は草原に寝そべって原語の詩集など読むことが多いので、傍らに生えている植物から葉っぱを1枚拝借します。花じゃ可哀想ですから。葉っぱも新しい物ではなく枯れ掛かった出来るだけ小さな物にしますね。

なあんて言うのは真っ赤な嘘。たいていは、財布の中からレシートやカレー屋の割引券とかを引っ張り出して来て使用致します。

そんな時は万札に決まってるじゃろ。財布に一杯入っている中から一枚引っ張り出しゃいいやないか。この間なんか、あいにく札束しかなくて、それを本に挟んだら栞の方が厚くなっちまったわな。ガッハッハ…。

やっぱ、厚さ、サイズ的にも海苔に限りますよ~。

色々な方がいらっしゃりそうですね。

今日、いつもの休日の通り、自室でクーラー掛けて昼寝しようと寝っ転がっていたら、娘が参考書を持って満面の笑みでやって来ました。

もしや難しい問題でも解けたのでは?と期待したら、残念ながらそういうことでは無く、参考書の間から先日から行方不明だった保険証が発見されたのでした。

保険証を栞替りにしていたようでした。

自分の部屋のどこかに必ずあるはずとのことで、先日から探索させていたのですが発見に至らず。

保険証だから無くなるとヤバイし、紛失届だの再発行手続きだのめんどくせえな、と思っていたので良かった、良かった。

ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

今日は、最近気になっている作曲家オットリーノ・レスピーギ(1879~1936)の曲です。

昔は、その生きた時代の割には随分と復古調だなあ、と然したる興味の無い作曲家でした。

しかし最近、明快で爽やかだったり、美しいメロディ、古楽に題材を採った作品などで私的に再評価中の気になる作曲家です。

先日取り上げたバレエ曲(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/951c7d71b8bb3d28d92af09d3b86dd85?guid=ON)のCDなどブックオフで見付け物珍しさで買ったものですが、最近お気に入りの1枚になっており、車を運転する際携えることが多い状況です。

この曲は、「ローマ三部作」、「リュートの為の古風な舞曲とアリア」の2枚組CDに入っていましたが、正直今まで真面目に聴いていませんでした。

ルネサンスの巨匠サンドロ・ボッティチェリの3枚の名画「春」、「東方三博士の礼拝」、「ヴィーナスの誕生」のタイトルの付いた3つの楽章から成る曲。

「春」、「ヴィーナスの誕生」は大好きな絵だし原画も見ています。

「東方三博士の礼拝」はどんな絵だったか思い出せない。

3曲とも古(いにしえ)の世界に誘われる優しい音楽。

梅雨の時期に爽やかさを運んでくれますね。

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モーツァルト「歌劇《アポロとヒュアキントゥス》」ポンマー

2009-07-04 22:26:04 | Weblog
「イカみたいのが詰まってますねえ」

(イカなんですけど)

「あれっ?なかなか取れないですね、イカみたいの」

(イカみたいのじゃなくてイカなんだけど)

「あらっ!こんな方向から詰まっちゃってる、イカみたいの」

(イカみたいのじゃなくてイカだって言ってるでしょさっきから。あっ、言って無いか、私の心の声に過ぎないか)

何しろ口を開けたままで喋れなかったですからねぇ。

上の奥歯の詰め物が取れてしまったようで、今日歯医者さんへ行って参りました。

勿論、行く前にはきちんと歯を磨いたのですよ。

しかし、その前に食べたイカみたいの、じゃなかったスルメイカが詰まっいて取れていなかったのですね。

「詰め物取れたのいつ頃ですか?」

「1週間位前だと思います」

「だいぶ虫歯が拡がっちゃってますね」

「もしかしたらもっと前に取れていて気付いていなかったのかもしれません」

ちょちょいのちょい、と型を取って詰め物を作ってくれるのでは、という一縷の望みは断ち切られた。

「だいぶ奥まで虫歯が拡がってるんで、削ると神経に響いて痛いと思うので麻酔した方が良いですね」

キタ~~、注射だよ注射。

弱虫の私は、予防接種だろうと血を採られるのだろうと何だろうと針をさされるのが嫌いなのである。怖いのである。

蜂は勿論のこと、蚊だって怖いのである。(さすがにそれは無いか)

歯の治療で、麻酔の注射は何回もされたことがあるし、一瞬で終わるのも分かっている。

でもやはり注射は嫌なんですよ。

いつも思うのは、注射する瞬間や注射中に大地震とか来たらどうなっちゃうんだろうな?という恐怖。

歯肉への注射だと間違って舌に刺しちゃったり、歯肉の奥深く骨に達する位まで刺さってしまい、歯医者さんも地震で怪我したり、或いは逃げ出しちゃったりしたら一体どうしたら良いんだろう?なんて考えると怖くて怖くて。

脳の手術なんか想像するだけで怖いです。地震のショックで脳味噌掻き回しちゃった、なんてこともあるのでしょうか?

え~と、何の話でしたっけ?そうそう、麻酔、麻酔。

やはり麻酔はイヤ。

「麻酔しなくても大丈夫だと思います。さっき(これ痛くないですか?と治療具で突かれた)のも全然痛く無かったですし。削られるの慣れているし~」

懸命に麻酔無しをアピール。

「じゃあ、もし痛かったら言って下さいね」

(口開けてるから言えないんだけど)

痛かったら手を挙げて合図して、ということのよう。

幸い、ちょっと神経に響くことはあったけれども無事に削りが完了。

よしよし。

神経を保護する薬?だったかを入れて、後は型を取っておしまいと思いきや…。

「今度は神経に近い所を削るんで痛いかもしれませんよ。痛かったら言って下さいね」

(おいおい、まだ続くのかよ~。それに口開けてるから言えないって(笑))

幸い、然したる痛みも無く、無事に型取りまで完了致しました。

「仮詰めしときますから、左では噛まないで下さいね。もし取れちゃったらすぐ来て下さいね。歯が欠けちゃうと、また型取り直さなければならなくなっちゃうので」

来週迄、柔らかい物中心の食事にしなくっちゃ。

ちなみに、歯に薬を詰める時、「辛いの入りますよ~」と言われたのでとっても期待してしまった(爆)のですが、全然辛く無かったです。

ジョン・ディッキー(テノール)、ヴェンチェスラヴァ・ルーバ=フライベルガー(ソプラノ)、アルノ・ラウリング(discantus)、ラルフ・ポプケン、アレクス・ケーラー(アルト)、マックス・ポンマー指揮ライプツィヒ放送交響楽団、合唱団(BRILLIANT CLASSICS盤)

K.38、モーツァルト11歳の時の初めてのオペラ。

以前購入して2、3回しか聴いていなかったCD。

久しぶりに聴いてみたくなりました。

ギリシャ神話に題材を採った作品。

短い序曲に続いて、レスタティーヴォ、合唱、レスタティーヴォ、アリア…とCD2枚に渡って明快で爽やかな音楽が続きます。

たった11歳の作品ですが、決して習作ではない完成度。

アリアにしてもなかなかに魅力的な旋律が続きます。

例えば、第2幕2曲目のLaetari,iocariというアリア。爽やかな風を思わせるオーケストラ伴奏に載ってソプラノのコロラトゥーラが心地良い。

例えば、第3幕4曲目のNatus cadit,atque Deusという二重唱アリア。しっとりした情感でテノールとソプラノが交差するセレナードの趣き。

他にも魅力的な音楽が一杯詰まっている。決してイカは詰まっていない。(当たり前である)

モーツァルトの初期オペラ、このCDしか持っておりませんが、他の曲も是非とも聴いてみたくなりました。

11歳の少年がこんな素晴らしいオペラを作っているのに、いい歳のオッサンがちょっとした麻酔注射ごときにビビっているとは情けないぞ!

はい、仰る通りでございます。

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ベートーヴェン「ピアノソナタ第28番」グリモー

2009-07-03 22:39:42 | Weblog
今日はボーナス日でしたが、ご多分に漏れず大幅減。

まあ、元々決して多くはないのですが、更に何年も前の水準に戻ってしまった状態です。

再来週のゴルフ予定が決まったのだけれども、カミサンに言い出し辛いなあ。

後日、ボーナスショックのほとぼりが覚めてからにしよう。

これからの時代、CDも図書館をフル活用しないといかんなあ~。

エレーヌ・グリモー(ピアノ)(GRAMMOPHON盤)

昨日の「皇帝」のカップリング曲。

今日は他の曲にする予定でしたが、夜帰り掛けに仕事の関係で寄り道して遅くなってしまったので予定変更。

ベートーヴェンのこの曲以降のソナタ5曲は知ってる全ピアノ作品の中でも筆頭格の好きな曲。

演奏はLP時代にポリーニの名盤が強烈な刷り込みになってしまっております。

さて、グリモーはどうか?

偏見かもしれませんが、ベートーヴェンのピアノソナタ、特に後期作品は何となく「男の音楽」といった気がしておりました。

後期曲は、力強さよりもむしろベートーヴェンがたどり着いた枯淡の境地の感があり、そこが女性ピアニスト特に若手となればどうなのだろうか?と思っていた訳です。

しかし、グリモーはこの曲の落ち着いた情感を非常に良く描き出しています。

ポリーニの若い頃の名演とも一脈通ずるものがあるように思います。

一方、「皇帝」でもそうでしたが、装飾的なパッセージでの独特の美しさも。

「パバーヌ」という舞曲を連想してしまいました。孔雀の舞に語源を持つ舞曲。

孔雀が羽を拡げるような高雅な美しさがあります。決して派手ということでは無く気品のある美しさ。

なかなか素晴らしい演奏でした。

後期の他の4曲も是非聴いてみたいです。

録音あるのかな?

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ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5 番《皇帝》」グリモー、ユロフスキ

2009-07-02 21:56:10 | Weblog
昨日は、ついつい飲み過ぎ、家に着いたら即寝てしまい更新出来ませんでした。

ここのところ金欠病ですが、「さく○水産」という安いチェーン居酒屋なのでどんどん追加して飲んで食べちゃいましたね。

何しろ、50円からツマミ(魚肉ソーセージ)あったりしますからねえ、この「○くら水産」は。

しかし、やはり飲み過ぎると睡眠が浅くなるようで、今日の午後は眠くてたまりませんでした。

こんな日は何故か、プロジェクターを使用した会議が多い様に感じるのは被害妄想というものでしょうか(笑)。

暗くなった会議室で、投影された画像を見ていると、否応なしに瞼が重くなって参ります。

眠気覚ましに好きでもないコーヒーを飲みますが、いつも然したる効果が感じられません。

こういう時いつも羨ましいのは「睡眠関連」の企業。

例えば、製薬会社。

「やはりうちの新製品の睡眠薬は利きますねえ。試しに飲んでみたらもう眠くて眠くて~」

或いはこんな言い訳さえ不要で爆睡しちゃってもいけるかもしれませんね。

ベッド会社なんかもいいなあ。

「すみません、ちょっと商品で確認しなければならないから中座します」と言って、ベッドに横になって寝てしまう。

怒られたら、「ちょっとクッションの具合確認しようと思ったのですが、さすがうちの会社のベッドは良いですねえ。知らぬ間に爆睡しちゃいましたよ~、アッハッハ…」

エレーヌ・グリモー(ピアノ)、ウラディーミル・ユロフスキ指揮シュターツカペレ・ドレスデン(GRAMMOPHON盤)

今まで何回か取り上げている曲、大好きな曲です。

新譜で発売時、ショップで試聴し欲しかったのですが高かったので見送っていたものです。

今日、会社の帰り掛けに覗いたショップで安くなっていた(税込1,290円)ので購入致しました。

第1楽章第1主題など、装飾的な音型を1音1音が明瞭に分かる様に弾いているのが、以前試聴した時大変ユニークに感じられ強く印象に残っておりました。

ちょっと通常聴く「皇帝」とは違う印象。

今日、改めて聴いてみても同じ印象。

しかし、決して異形の演奏という訳では無く、この曲の輝かしさ、力強さを美しく表現した演奏だと思います。

これからも折に触れて聴き楽しんで行ける演奏がまた1枚加わりました。

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