もしかしたら前にも書いたかもしれませんが、梅雨って結構好きな季節です。
雨、それも強い雨は濡れたり傘を差したりが不便だけれど、小雨程度ならOK。
雨が降らず、鈍よりした曇りの日なんて最高ですね。心が落ち着きます。
何故、鈍よりした曇りの日が好きなのだろう?、と自分なりに分析してみると、子供の頃のある1日にそのルーツがあるようです。
幼稚園に入る前でしたでしょうか、今にも降り出しそうな鈍より曇った日でした。
友達と三輪車で遠出を致しました。
振り返って考えれば、大人の足でたいした距離でもありません。
しかし、たぶんそれが「初めてのお使い」ならぬ「初めての冒険」だったのでしょう。未知の遠くへ行くワクワク感を朧気に記憶しております。
季節がいつだったのかは全く記憶が無いのですが、あの鈍より空の記憶が、梅雨に対する好印象に結び付いているのだと思います。
あの日がもし雲一つ無い澄み切った空だったら、秋が好きになっていたのでしょうね。
アンサンブル・モデルン(RCA盤)
ミニマル音楽の始祖、スティーヴ・ライヒ(1936~)の最高傑作との呼び声も高い作品。不覚にも未聴でありました。
sachikoさんや木曽さんのサイトを拝見すると素晴らしい音楽のようで、これは何としても聴いてみなければ。
そうしたところ、先日、銀座山野楽器で1,260円(税込)の格安で発見。感激。
このお店、最近特にお気に入り。古楽、現代音楽、NAXOS、BRILLIANT CLASSICSのコーナーが充実しているのみならず、他のコーナーも意外にマイナーな物があったり、単にPOSデータに基づく売れ筋に特化しているというのではなく、本当に良い物を提供しようという老舗の矜持を感じる。
接客も非常に丁寧だし、日本一地価の高いエリアにありながら、このようにお買得価格の商品も多い。商売の原点を見る思いが致します。
さて、「18人の音楽家のための音楽」、期待通りのいつものライヒのミニマルが聴けます。
曲の出だしは、以前当ブログでも取り上げた「六重奏曲」などの様な心地良さ。
今日の梅雨空に静かに聴くに相応しい音楽。
繰り返されるパーカッションのリズムが静かな雨音の様でもあります。
しかし、「六重奏曲」とは違い、意外に熱い魂も感じます。
ところで、楽器編成はと言うと…。
クラリネット(バスクラリネット)×2、ピアノ×6、パーカッション×7、ヴァイオリン×1、チェロ×1、ソプラノ×3、アルト×1の名前がライナーノーツにあります。
合計すると21人。あれっ、18人じゃないぞ?と思いますが、楽章による交替の為でしょうか。
14の楽章から成る1時間ほどの音楽で、ミニマル故の繰り返しが続きますが、楽章毎に楽器編成の微妙な違いもあり、飽きずに聴くことが出来ます。
そして、いつの間にか別世界へトリップ。
ミニマル未体験の方には、是非こういう曲で、未知の世界への冒険を味わってみて頂きたいですね。
不思議かつ心地良い小宇宙がそこに存在していますから。
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雨が降らず、鈍よりした曇りの日なんて最高ですね。心が落ち着きます。
何故、鈍よりした曇りの日が好きなのだろう?、と自分なりに分析してみると、子供の頃のある1日にそのルーツがあるようです。
幼稚園に入る前でしたでしょうか、今にも降り出しそうな鈍より曇った日でした。
友達と三輪車で遠出を致しました。
振り返って考えれば、大人の足でたいした距離でもありません。
しかし、たぶんそれが「初めてのお使い」ならぬ「初めての冒険」だったのでしょう。未知の遠くへ行くワクワク感を朧気に記憶しております。
季節がいつだったのかは全く記憶が無いのですが、あの鈍より空の記憶が、梅雨に対する好印象に結び付いているのだと思います。
あの日がもし雲一つ無い澄み切った空だったら、秋が好きになっていたのでしょうね。
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ミニマル音楽の始祖、スティーヴ・ライヒ(1936~)の最高傑作との呼び声も高い作品。不覚にも未聴でありました。
sachikoさんや木曽さんのサイトを拝見すると素晴らしい音楽のようで、これは何としても聴いてみなければ。
そうしたところ、先日、銀座山野楽器で1,260円(税込)の格安で発見。感激。
このお店、最近特にお気に入り。古楽、現代音楽、NAXOS、BRILLIANT CLASSICSのコーナーが充実しているのみならず、他のコーナーも意外にマイナーな物があったり、単にPOSデータに基づく売れ筋に特化しているというのではなく、本当に良い物を提供しようという老舗の矜持を感じる。
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さて、「18人の音楽家のための音楽」、期待通りのいつものライヒのミニマルが聴けます。
曲の出だしは、以前当ブログでも取り上げた「六重奏曲」などの様な心地良さ。
今日の梅雨空に静かに聴くに相応しい音楽。
繰り返されるパーカッションのリズムが静かな雨音の様でもあります。
しかし、「六重奏曲」とは違い、意外に熱い魂も感じます。
ところで、楽器編成はと言うと…。
クラリネット(バスクラリネット)×2、ピアノ×6、パーカッション×7、ヴァイオリン×1、チェロ×1、ソプラノ×3、アルト×1の名前がライナーノーツにあります。
合計すると21人。あれっ、18人じゃないぞ?と思いますが、楽章による交替の為でしょうか。
14の楽章から成る1時間ほどの音楽で、ミニマル故の繰り返しが続きますが、楽章毎に楽器編成の微妙な違いもあり、飽きずに聴くことが出来ます。
そして、いつの間にか別世界へトリップ。
ミニマル未体験の方には、是非こういう曲で、未知の世界への冒険を味わってみて頂きたいですね。
不思議かつ心地良い小宇宙がそこに存在していますから。
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