golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ペルト「チェロ協奏曲《賛と否》」ヘルメルソン、N ・ヤルヴィ

2009-05-15 23:11:45 | Weblog
今日は外出して直帰だったので、帰りがけに新しく出来た某区立図書館に寄ってみました。すごかったですね。

綺麗で広いし蔵書もたくさん。当り前ですが、自宅近くの市立図書館とは雲泥の差。

小さな市の古い市役所と都庁の違いって感じ。

いいよな、ああいう図書館が近くにあると。

それから大型書店に寄りました。人混みにずっといたせいか、ちょっと喉が痛い様な気がしましたので、写真の通り消毒を実施。(笑)

その後、CDショップを覗いて帰宅。(本日は買わず)

フランス・ヘルメルソン(チェロ)、ネーメ・ヤルヴィ指揮バンベルク交響楽団(BIS盤)

現代の巨匠の一人アルヴォ・ペルト(1935~)の初期作品(1966年)。

ティンティナブリ(鈴鳴らし)様式と呼ばれる、静謐な独自の語法を獲得する前、色々な音楽を模索していた時代の曲。

随分と久しぶりに取り出したCD(他に交響曲1~3番他とカップリング)ですが、冒頭のこの9分弱の曲が意外と面白く、繰り返し聴きました。

調和の取れたバロック的響き(これが「賛」なのでしょうね)とクラスターバリバリのゲンダイオンガク(こちらが「否」なのでしょうか)の対比で出来ています。

第1楽章、調和のある和音で開始されますが、すぐに前衛的な壊れた管弦楽の狂乱に変わります。

第2楽章は、バロック風の装飾音を伴った短い終止型が奏されるのみ。

第3楽章は、チェロの無窮動的な音楽が管弦楽も伴いゲンダイオンガク的展開。しかし最後は調和の取れた明瞭な響きに回帰します。

上記の通り、ペルトがまだ模索していた時代の曲で、代表作に入るような作品では無いかと思いますが、意外と新鮮で面白かったですね。

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