golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ジュリアーニ「ギター協奏曲第1 番」マッカーリ、アンサンブル・オットチェント

2009-05-23 22:41:22 | Weblog
ベランダが網だらけになりました。

カミサンが、2、3日前からベランダでポッポポッポ聞こえるというので、鼠先輩が営業にでも来ているのかと思ったら、また鳩が飛来しているそう。

以前にも、鳩が住み着きそうになったので、エアコンの室外機の周りにネット張ったり、カラス型の鳥避けを付けたり、ニンニクを吊したり(これはドラキュラ避けか)、色々防御策を施し一定の効果を挙げていると思っていたのですが。

また追加の網を張ったのですが、網を引掛けるものが限られているためベランダを覆い尽せている訳では無いため、果たして効果や如何に?

クラウディオ・マッカーリ(ギター)、アンサンブル・オットチェント(BRILLIANT CLASSICS盤)

ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」がギター協奏曲の始祖の様に思われていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

いや、残念ながらむしろギターには関心の薄いクラシックファンの方が多いのが実情かもしれませんが…。

マウロ・ジュリアーニ(1781~1829)は、ベートーヴェンとも時代の重なるイタリア出身でウィーンでも活躍したギターのヴィルトオーゾ、作曲家。Wikipediaに拠れば、ベートーヴェンの交響曲第7番の初演にもチェリストとして参加したらしい。

昼間運転用に、久々取り出して聴いてみたら、意外に良いではないの。

初期ロマン派のシュポア(1784~1859)の様な、古典的なしっかりした様式感の中に仄かなロマンの香りが漂う。

第1楽章、行進曲風の明るく爽やかな主題がちょっとハイドンやボッケリーニにも通じる雰囲気。技巧的なギターの活躍が心地よい。

第2楽章、悲哀に満ちた開始部、単なるギタリストに留まらない作曲家としての技量の確かさを感じます。ギターと弦楽器の親密な室内楽的やり取りが聴けます。

第3楽章、何とも愉快な弾む第1主題。ギターの技巧的なパッセージに弦や木管の絡みも美しい。

全曲の演奏時間約30分と規模もなかなか大きい。

素晴らしい名曲という訳では無いかもしれませんが、大切にしたい愛らしく愉しい音楽であります。

演奏は、ピリオド奏法の小規模オケは安心して聴けますが、ギターがちょっと弱いのがちょっと残念。独奏はかなり技巧的なので素晴らしいテクニシャンの演奏で聴きたいです。

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