golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブゾーニ「ピアノ協奏曲」オグドン、リヴィノー

2009-05-21 22:44:31 | Weblog
やはり、マスクしている人多いですね。

今ふと駅にいる人を見たら、ブルーのマスクの人もいました。

冬場や花粉症の時期以外でも掛ける人が多くなって来ると、「他の人と同じマスクじゃイヤ!」みたいなことで、有名ブランド品も登場して、マスクのファッションショウとかも開催されるようになったりするんですかね?

香り付きや抗菌マスクは当然のこと(もうあるのかな?)、夏用に冷凍庫で冷やして使うマスク、冬用のホカロン入りとか。

人間だけじゃ無くて、犬や猫用とかも出て来るかも。

そもそもこいつらがいけないのだ、ということで、鳥や豚用も用意されることでしょう。

ジョン・オグドン(ピアノ)、ダニエル・リヴィノー指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、ジョン・オールディス男声合唱団(EMI盤)

今日は、バッハのシャコンヌのピアノ編曲で有名なブゾーニ(1866~1924)。

この人のフルネーム凄いですよ~。

何しろ、ダンテ・ミケランジェロ・ベンヴェヌート・フェルッチョ・ブゾーニですから。

ダンテもミケランジェロも入っているから偉いのである、長いのである。

名前だけじゃないですよ。ピアノ協奏曲なのに合唱も入っている!

そしてともかく長い。5楽章まであり、演奏時間約70分!!

もう協奏曲という枠組みを完全に超越してしまっていますね。

ピアノと合唱入りの巨大な交響曲の感あり。

曲調は違いますが、ブルックナーの交響曲にピアノと合唱を加えた雰囲気を想像頂ければ、多少は様子が伝わりますでしょうか。

ブゾーニは新古典主義の作曲家に分類されるのでしょうが、この曲は後期ロマン派の濃厚さに満ちていて、聴き終わった後、非常にずっしりとした手応えがあります。

何しろ、ダンテ・ミケランジェロ・ベンヴェヌート・フェルッチョ・ブゾーニですからね。

ブラームスのピアノ協奏曲が、交響曲の様だと評されたりしますが、この曲に比べればカワイイものですよ。

長いので退屈な曲ではという懸念も持たれるかもしれませんが、全編に力が漲っていてピアノの技巧的なフレーズも多いので、さほど飽きずに聴くことが出来ます。剛速球投手が延長12回を150Km以上のストレート中心で投げ抜いたという感じでしょうか。

終楽章の合唱もなかなか美しい。

ただ、協奏曲に期待されることの多い、華麗さ、ロマンチックさなどはほぼ皆無の何とも「男臭い」協奏曲です。

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