golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ゼレンカ「ヒポコンドリア、協奏曲、シンフォニア」ゴルツ、フライブルク・バロック・オーケストラ

2009-05-27 22:54:24 | Weblog
たまに、どうしようかなと思うのは、アフリシエイトでしたっけ舌を噛みそうなやつ(笑)、ブログに広告掲載したらどうかなあ?ということ。

別にそれで儲かるとは思っていませんが、何枚かでもCD代に出来ればラッキーかなと思います。

携帯入力で、テキスト中心のgooブログだと制約多そうだし難しいかなとも考え、めんどくさいので特に調べてもおりませんが、今度研究してみようかな。

不況でもありますし。

ゴッドフリート・フォン・ゴルツ(ヴァイオリン、指揮)、フライブルク・バロック・オーケストラ(Deutsche Harmonia Mundi盤)

DHM50枚BOXから、一昨日取り上げたピゼンデルとカップリングの作品です。

1.ヒポコンドリア イ長調ZWV187
2.協奏曲ト短調ZWV186
3.シンフォニア イ短調ZWV189
の3曲が収録されています。

ボヘミア生まれでドレスデンで没したヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679~1745)は、「ボヘミアのバッハ」と言われる作曲家。

LP持っていたかなあ?CDではこのディスクが初めての入手ですが、決してそのあだ名が誇張でも虚飾でもないと実感致しました。

この3曲に聴く限り、情熱的で、温かみと言うよりむしろ熱を帯びた音楽が何とも魅力的。

独特の「クセ」のある個性がはまると本当にクセになりそう。(はまり掛けています)

素晴らしいを通り越して凄い作曲家かも!

第2次大戦で大半の作品が失われたと言うのが何とも悔しい。もし残っていたら、バッハやヘンデルなどと並ぶ名声を獲得していたのではないかとさえ想像してしまいます。

「ヒポコンドリア」(hipocondrie)は、心気症(hypocondrie)の意味でしょうか?

はて、心気症というのは何?不安感が続くといった病気らしいです。

緩急緩の3つの部分から成る8分弱の1楽章の曲。

題名(心気症?)と関係するのでしょうか、開始部のアクセントの利いた、ちょっとダサい位の附点リズムが印象的で耳に残ります。

速い部分に移っても、先ほどとは違った附点音型が音楽に活力を与えています。

「協奏曲」は、急緩急の3楽章。ダイナミズム溢れる音楽。強烈なアクセントと音量の変化。「歪んだ真珠」というバロックという言葉に相応しい音楽。

第2楽章、オーボエやヴァイオリンの織り成す安らぎの世界は、バッハのカンタータをも思わせますが、ここにも強烈なアクセントも入ってくるところが、ゼレンカのゼレンカたる所以でしょうか。(演奏にも拠ることは勿論ですが)

第3楽章もビートの利いた音楽。

そして、5楽章から成る「シンフォニア」が圧巻!

第1楽章のパトスを是非聴いて欲しい、モーツァルト40番のシンフォニー第1楽章に火を点けた様な音楽。これは凄いです!熱狂。

対照的な第2楽章の安寧。これもバッハのカンタータの世界。しかし、ファゴットの細かな動きなどなかなか個性的。

第3楽章のガヴォットは活力に満ち、かつ楽しい音楽。テレマンの様なユーモアもあります。

第4楽章は深遠な美しさを湛えたアリア。しかし、ここでもそれに留まらず、アレグロになると個性的なリズムの世界が戻って参ります。

第5楽章メヌエットは優美さと情熱の2つの要素の融合。

「バロックはロックにも通ずる」(golf130)

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