golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

武満徹「すべては薄明の中で」べリストレム

2009-05-17 22:03:48 | Weblog
曲の背景とかオペラのストーリーや歌曲の歌詞などあまり気にせずいつも音楽を聴いております。

日本語のライナーノーツが付いていれば少しは目を通したりすることもありますが、輸入盤だと英語が苦手でもありわざわざ読んだりしません。

このギターの現代曲を集めたアルバムにも北欧の知らない作曲家の興味深い作品も収録されているのですが、日本語でちょっと検索した範囲では作曲家のことも曲のことも分からない。やはり辞書片手にライナーノーツ読まなきゃダメか。めんどくさいなあ。(笑)

ということで、馴染みの日本人作曲家の曲を。

マッツ・べリストレム(ギター)(BIS盤)

日曜美術館でクレーをやっているのを先ほどチラっとだけ見ました。

ナチが開催した「退廃芸術展」、なぜ自分達が否定的する作品の展覧会を大規模に開催したのか疑問だったのですが、外国に売却して外貨を獲得する意図が最初からあったのか?最初は単に晒し者にする意図だったのが、「売れる!」と気付いてスイスなどでオークションに掛けたりしたのか?

いずれにしてもクレーの素晴らしい絵画は退廃芸術の烙印を押され、いまだ行方不明の作品も多数あるとのことです。

さて、この「すべては薄明の中で」、クレーの同名の絵にインスピレーションを受け書かれた作品だそうですが、検索しても絵が見つからない。青を基調としているらしい、小品らしいという程度。

今度、クレーの画集ででも探してみましょう。

薄明という言葉がピッタリの優しく心に染み入る作品。70年代の武満は前衛的ですが、後年の作品は露骨なほどメロディアスなものもあります。この作品にも美しい歌があります。他の武満の作品と同様にとても心落ち着く曲です。

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