golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番」ゲーラー

2009-05-02 22:22:48 | Weblog
今日は実家に行ってアルコールを給油して来たので、寝てしまわない内にアップ、アップ!

アップ、アップじゃいけないけど。

車で行く途中、ガソリンが少なくなっていたので、時々行くセルフのスタンドに立ち寄り。

セルフの給油マシンって使いづらくありません?

2,000円とか3000円とか金額を指定して入金、給油というパターンが多いのですが、2枚目以降のお札がうまく入らなかったりして、また操作も適切で無かったりで何回も返金になってやり直しが今まで良くありました。かなり、イラっと来ましたね。

この件に関してはコツを修得したのですが、今日感じたのは給油中にメーターが見づらいこと。給油位置から液晶メーターほとんど見えませんわ。

もうちょっと使い勝手を考えて給油機を設計して欲しいなと思いました。

ちなみに、帰りはアルコールの入っていないカミサンの運転ですので、誤解無きよう。

ルドルフ・ゲーラー(ヴァイオリン)(ARTE NOVA原盤)

バロック60枚BOXからの1枚。無伴奏ヴァイオリンソナタ、パルティータから、2番のソナタ、パルティータと3番のパルティータの3曲が収録されています。ARTE NOVAの原盤では6曲全曲ですが、当BOXでは半分のみ。せっかくですから、全曲入れて欲しかったものです。

この演奏の特徴は「バッハ弓」。

弓をヴァイオリンの弦側に向かって湾曲させることにより、同時に3音、4音を弾くことを可能にした弓です。ノーベル平和賞受賞者のシュバイツァー博士(オルガニスト、バッハ研究者としても有名)の発明だそうです。

これにより、重音も多いこの曲集の楽譜通りの再現が可能となるわけです。

現在の古楽研究からは、この弓は完全に否定されていて、バッハの当時にはこういう物は無く、ヴァイオリンで奏することが出来ない重音は通常の通り分散和音として演奏されていたようです。

時代考証的、オリジナル楽器演奏の観点からはおかしい訳です。

しかし、どんな風に聞えるかは興味がありました。LP時代にもこの弓を使った録音が出ていましたが未聴。最近のこの演奏も存在は知っていましたが、上記の通り「極物」という感じもして購入はしていませんでした。興味津々でしたが。

今回、このBOXで奇しくもそれを入手。こういう点でもこういうBOX物は有難いです。わざわざ買うまでもないと思ったり、意外な曲や演奏を入手出来、思わぬ発見があったりしますから。

さて「バッハ弓」。

通常の弓によるものとかなり違う響きかというと勿論そんなことは無く、ほとんどの部分ではこの弓で無いと譜面通り弾けないという訳ではなく、違いが出ません。

この弓が効力を発揮するのは、終楽章でありこの作品の中核であるシャコンヌ。

重音が連なる冒頭など、通常の弓との違いが明らかになります。

和音が分散せず、一種オルガン的厚い響きがします。

バッハが期待した響きとは違うのかもしれませんが、こういうのもまた一興ではありますね。

数多名演がある中で特別に秀でた演奏という訳ではないかもしれませんが、技巧的にもしっかりして、奇を衒わない至極まっとうな解釈でバッハのこの曲の素晴らしさが十全に伝わって来ます。

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