朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

とても珍しいバス停留所

2016-10-13 | 京都の文化(秋)

大原からの戻りは、静原と市原を経由しました。

その峠が、絵文峠(えぶみとうげ)。

全国の路線バス愛好者にはよく知られている、非常に珍しいバス停です。

なぜならば、

バス停の掲示を拡大します。

つまりこの路線は、1年に1回だけ走ります。春分の日の午前、大原から鞍馬まで。逆コースはありません。

絵文峠には小さな神社があり、ここからハイキングコースの始点にもなっています。

地図で示すと、この赤い矢印の場所です。京都市内からの通常のアクセスは、京都バスで高野川に沿った国道367号線を南北に走ります。(http://www.mapion.co.jp/map/)

この峠の西側には静原という集落があり、盆地の風景は大原と同じ。しかし有名寺院が無いため地元民だけにしか知られていません。道路を走ってみると二三の老人ホームができていました。

少し走ると叡山電車の駅がある市原に出ることができました。

このバス路線(京都バス95系統)のwebレポートが見つかったので、リンクしておきます。

http://portal.nifty.com/kiji/160323195976_1.htm

**

追記;

この「大原から鞍馬まで」のハイキングコースは、「京都一周トレイル」の一部にもなっています。それを歩いた私のブログは下記です:

http://blog.goo.ne.jp/geneve1992/e/c6f99ae9c731b97f7b437c91efd37d50

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大原の秋2

2016-10-12 | 京都の文化(秋)

大原川に沿った農家を使用したカフェです。

室内にもテーブルが10くらいありますが、この日は外のベンチに10組くらい待つ人々がいました。

KIRIN が店名です。おにぎりランチやバターチキンランチが1500円ですから、価格帯は高め。もっともお客の数には大きな変動があるので、ハイシーズンに思い切り稼がねば。

三千院に参詣する上り坂の脇を流れる呂川。秋海棠が咲いていました。

すこし脇道を登って、柚子の畑にいく途中、すすきの穂が光っていました。

そこここに柚子の木が並び、緑の大きな柚子が成っていました。

赤紫蘇の畑、収穫が終わるとコスモスを植えています。この方角に比叡山があり、ハイキングコースが完備しています。

お地蔵さんに野の草花が供えてあります。

水引。

道の駅ならぬ、大原里の駅に咲くフジバカマ。ここにはアサギマダラ蝶はきていませんでした。

連休で好天のこの日は大勢のお客さんが来訪したようで、野菜はほとんど全部売り切れ。新米の袋が少し残っている程度でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大原の秋

2016-10-11 | 京都の文化(秋)

10月10日、好天に恵まれたので大原を散歩してきました。

この川、高野川が流れ下って、出町柳(通称出町デルタ)で賀茂川と合流して鴨川になります。

猫じゃらしの一種かな。

赤トンボ、ですが、それほど赤くない。

どんぐりコロコロ どんぐりこ お池にハマってさあ たいへん・・・訂正 どんぐりこ → ドンブリコ orz

まだ少しだけ咲いていました。

耕作放棄畑のコスモス。

この山の右手に江文峠があり、静原から鞍馬へ抜ける道路があります。

柿も色づき始めています。

ひこばえ(孫生)の稲。 ずいぶん前に稲刈りをしたのでしょう、かなり大きくなっています。

役目を果たし終えた案山子たち。

高野川、あるいは大原川。 右手の民家はお土産屋がつぶれて空き家だったのですが、一昨年ころから、ランチを出すおしゃれなカフェとして再生されました。大原バス停から寂光院に向かう歩道沿いですが、付近に飲食店がないので、休日にはとても繁盛しています。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の雲

2016-10-10 | 京都の文化(秋)

今日は秋晴れの天気予報です。

早朝、東を眺めると、こんな鱗雲が空を覆っていました。



左の三角山は比叡山。雲母坂を登れば、案外時間がかかりません。



右手は大文字山。

朝の気温がかなり下がってきました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都市バスの車内にて

2016-10-08 | もろもろの事

京都市バスを通勤につかっています。

ほぼ毎回乗るたびに、次の停留所のアナウンスがあると、椅子から立ち上がって前の出口に向かって歩いていく高齢者を見かけます。

これはイメージ写真。(空色セーター女性は停車前に歩いていった・・・)

バスが一定速度で走っているときには「加速度」は乗客に加わりません。問題は、停車直前ブレーキを踏んで減速する時です。握り棒か椅子の背などにしっかり掴まっていないと、前のめりになります。掴まらずに通路を歩いていると、身体全体にマイナスの加速度がかかります。それで、ふらつく老人を時々見かけます。若い人は足の筋力で踏ん張れますが。

そのため車内では、いつも「バスが完全に停ってから、席をお立ちください」とアナウンスしています。

バスの停車時間を他の乗客のために短くしてあげよう、あるいは1秒でも早く降りたいとの思いからか、多くの高齢者は停車する前に立ち上がって、運転席の近くにある出口に向かいます。

私は停車直前に席からは立ち上がるけれど(運転手へのサインとして)、しっかりハンドルを握っていて留まり、完全に停車してからゆっくりと通路を歩きます。混雑していると、時にはドアが締まりかけますが声を出して、「降ります」と。

・・・観光客の激増で京都市バス路線では車内大混在の場所が幾つかあります、例、京都駅・清水寺道・祇園、京都駅・金閣寺。来訪観光客は多くの住民にとっては「迷惑源」なので、京都駅等で「京都入場税」を1日1000円くらい課税してそれを交通インフラに投資するべきだと思います。

例えば、京阪電車線路をJR京都駅まで地下で延伸すれば、京都駅から三十三間堂、清水寺、祇園への電車アクセスが格段に良くなります。その区間を京都1日パスに含める。

最近、このことについて、こんなエピソードがtwitterに投稿されました:

http://buzzmag.jp/archives/89910

” 「年寄り扱いするな」と言ったお婆さんへのバス運転手の返事がド正論(笑)

走行中に歩き出すお婆さんを見た運転手さんは…

京都市バスにて

70後半くらいのお婆が走行中に歩き出す

ウテシ「止まるまで座っといて下さい(半ギレ)」

停留所到着

ウテシ「あんた怪我すんで?」

お婆「なんやねん、ババア扱いすんなや」

ウテシ「んじゃその敬老パス返しいや」

不覚にもワロタ

— — (@JA_8977) 2016年10月6日

” 引用終わり

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理髪店の価格破壊

2016-10-06 | もろもろの事

各地に、極めて合理化した理髪店が数年前から出現しています。

例えば、このチェーン店。

所用時間10分で、1080円。シニア料金は平日限定で1000円。店の外に、3色のランプ表示があり、緑=待ち時間なし、黄=5~10分待ち、赤=10分以上待ちだそうです。スペース節約のために店内には待合用椅子も少ない。

つかってみました。

まず自販機でチケットを購入。この時はすぐに理髪椅子に移動して、どのようにカットするか希望を聞かれます。襟首には薄い紙を巻いてくれます。タオル類は一切使わない(=タオルの洗濯・乾燥・消毒なし)

ハサミ、バリカンを手早く操作して、数分でカットは終了。鏡で後ろを確認して、OKならば、飛び出している毛を見つけて仕上げ。

洗髪はなし。

真空掃除機の原理で、頭全体の毛、襟首の周りを手でもみほぐしながら吸引します。案外に、全ての毛くずを吸い取ってしまい、チクチクなどは感じませんでした。「エアウォシャー」だそうです。

整髪料で整えることもなし。使用したクシは、お客にくれます。つまり毎回新品のクシを使うということです。

以前は、規制(理髪店許可の条件)で洗髪設備が必要、洗髪も必ず実施であったのですが、その規則を突破する新規事業者が現れて、とうとう規則が撤廃されました。

戦後の衛生状態が日本全体で悪い時代、多くの人が皮膚病やノミ・シラミに感染していた時代にできた規則だったのです。

別の理髪店では、洗髪を追加で注文することができて、合計1700円くらい。髪を切る職人さんと、洗う人とは別人です。恐らく、洗うだけの作業には「理髪師免許」は不要なので人件費を安くすることができるためと思います。

従来からの理髪店の価格は、4000円くらいで1時間程度をかけてゆっくりと散髪します。そんなスタイルを好む人も多いとは思います。

一方で、小遣いに余裕がありスタイルに関心が強い若い人は、男性でも美容室に行くようです。我が息子もその新人類の一人。人気のある美容師さんの価格は数千円以上だとか。

ビジネススタイルも、多様性の時代です。お客が、価格と品質を選択できることが広がっています。

・・・とは言っても、理髪師の給料の低下が目に見えるようではあります。

~~追記~~

上記で、オプションで洗髪できる理髪店の価格を「合計1700円くらい」と書きましたが、

正しくは、理髪料1500円(税別)と洗髪料300円(税別)の合計1800円+税でした。シニア割引がありますが失念です(200円引き?) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新学期

2016-10-05 | 京都の文化(秋)
こちらでも、秋の新学期が始まりました。



隣接している高等学校の生徒たち。大学よりも早く始業します。



大学生の通学時間はもう少し後。

完全私服通学、国際学校も併設しているので、服装の感覚が違うと感じます。





大学生が、



厚い長い毛糸コートを着て登校ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラゴンロール(米国カリフォルニア州)

2016-10-03 | 京都の文化(夏)

 日本食文化は世界各地に広がっているが、かつては生魚食に抵抗ある欧米人が多かった。   また巻き寿司の海苔は真っ黒で人気がなかった。そこで海苔を内側に巻くカリフォルニアロールが工夫された。

  さらに海苔に代えてアボカド、具として鰻蒲焼きをつかう巻き寿司が発明されて米国加州寿司の名物となった。(ITUジャーナル Oct.2016)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK 新朝ドラ

2016-10-02 | もろもろの事

10月になると、半年の区切りのためにいくつか新しいことが始まります。

ほぼ毎朝、習慣的に視聴していたNHK朝ドラも、切り替わります。最近はBSで見るので、7:15amの再放送「てるてる家族」を楽しんでいたのですがこれも終了。「とと姉ちゃん」は後半は面白さに欠けていたので終わってよかったです。

次回は「べっぴんさん」だそうです。(カットはNHKwebより)

例によって、戦前の貧しい時代から物語がスタート。

それはまあ、朝の視聴者のターゲットである女性むけに、主人公の女の子が成長し苦労を重ねながら成功する話を作るわけなので。

9月に送られてきたDM雑誌をパラパラ見ていると、「ぶらり旅 神戸の昔を歩く」記事で、




「ファミリアを生んだ町」

とサブタイトルがついています。


(引用:雑誌「おとなび」2016年10月号 JR西日本ジパング倶楽部)


今回の朝ドラは子供服の「ファミリア」創業者、坂野惇子(ばんのあつこ)をモデルとしたお話らしいです。舞台設定は神戸。

前回は、雑誌「暮らしの手帳」創業者がモデル、その前には「ニッカウヰスキー」の創業がモデル。公共放送NHKらしくない、実在する一つの私企業をモデルにしたドラマばかりで、どんなもんなんでしょうね。

町おこし、観光客誘致の話題性にはぴったりなので、各地からNHKに多くの提案があることでしょう。

ジャパニーズ・女性ドリームの具現者となると、戦前の日本が貧しい時代から出発することと、現実に成功した実在者がいることのほうがドラマ化しやすいということでしょうか。

世界的(アジア的)ヒット作品となった「おしん」は、スーパー「ヤオハン」がモデルとのうわさがありますが、作者橋田寿賀子が静岡県出身の丸山静江(髪結いで成功、その後民宿)の提案を受けて創作した物語だそうです。

それにしても、最近のNHKは、コマーシャルは入らないけれど、自局の番宣が多くて驚きです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狂言と平家物語 の夕べ

2016-10-01 | 国内各地の風物
東京から来訪の友人のお誘いで奈良に行ってきました。



猿沢の池の畔りで鹿が遊んでました。



子鹿のバンビの季節です。



興福寺の五重塔と、普段は公開しいていない三重塔を拝観しました。



これが三重塔。南円堂の下、目立たない場所にあります。
内部の仏像と格子天井が美しく修復されています。



南円堂 前に戻って五重塔に参拝し ます。



雨空でしたが、まだ降ってはいません。



塔の中にはいくつもの仏像が祀られています。



この夜の目的は、野村万作の語、野村萬斎と若村麻由美の平家物語でした。



東金堂前庭にしつらえた舞台。開演の時は降って なかったのですが、中盤でポツポツ。ビニールの雨カッパを入場口で配布されました。



管長の挨拶で、この演目平家物語の主人公、平重衡(清盛の 息子)は奈良の多くの寺を戦いで焼いた仏敵なのに、そんな人物の物語をここで演じていいのかという疑問に答えていました。

最初に野村萬斎が、二つの番組のあらすじと見どころ、聞きどころを分かりやすく解説したのです。とても音程の低い、よく通る声でした。同席した友人は合唱演奏の経験が長いので、彼の声を盛んに褒めていました。

万作さんの語りは、古い言葉でしたが、一人何役もの熱演で身振りも加わります。

萬斎さんの演目には、女性が現れます。一の谷の合戦で捕らえられた重衡が鎌倉にいる源頼朝の裁きを受けます。斬首のため奈良に護送されるのですが、その前に伊豆の武家に預けられます。そこで慈悲深い女性「千手」(せんじゅ)の世話を受けることになります。



重衡は出家することを望みますが、かなえられ ません。菅原道真の漢詩で舞いますが、満たされません。「十悪といえども引摂す」阿弥陀仏は救ってくれる、「極楽願はん人はみな 弥陀の名号唱ふべし」と今様を謡う。〜〜 重衡が奈良坂で処刑されたことを知らされた千手は墨染めの姿に変え信濃善光寺で菩提を弔います。舞台では十二単から一瞬で墨染め衣に変化しました。

夜の大寺境内で観劇すると一段と感動が深まりました。誘っていただいてありがとうございました。😊



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする