朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

京舞

2011-05-28 | 伝統芸能
日本芸能史(前期第4回、2011-05-09)
講師は、五世井上八千代さん

京舞の実演と井上流の歴史説明がありました。お嬢さんも和服で実演のお手伝いをしていましたが、田口章子先生によれば、昨年この造形大を卒業したばかりとの紹介がありました。女性が跡継ぎになる井上流も立派な後継者がいて結構なことです。

井上八千代造形大教授はトークも大変上手です。


(引用:京都造形芸術大学教員紹介web)

京舞は、祇園芸妓舞妓が踊る日本舞踊です。京都春の風物詩である「都をどり」は、明治5年に政治の中心が東京に移ってしまった京都に活力を取り戻す目的での内国博覧会を実施した時イベントとして、三世井上八千代によって創始されました。

祇園料亭できれいな帯と着物の舞妓さんの踊りではありますが、井上流京舞、実際は、能と同様にメリハリのきいた少し怖いとも感じる硬い踊りです。時には、どんと舞台の板を踏み大きな音を出すこともあります。表情はにこりともしません。

近衛家に奉公に上がった井上サトがそこで舞を学び仙洞御所や近衛家の舞指南となった。近衛家より、井菱の紋を拝領し「玉椿八千代にかけて・・」と井上八千代の名乗る。以来、椿は井上家に大切な模様となっています。錦小路の魚屋に嫁いだが、実家に戻って島原の舞師匠を勤めました。(初世)

四世八千代は明治38年生れ。とても厳しい練習をする師匠さんとして知られていたと説明がありました。

踊りの振りは、楽譜のような決まった形式の記録はないので、すべて師匠の振りを見て練習によって憶えるそうです。

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