朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

狂言

2008-12-19 | 伝統芸能
日本芸能史(第7回、2008-12-08)の備忘録です。
 講師は、茂山忠三郎さんと茂山良暢さん。
 狂言師とは、正式にはいわない。能楽師(大蔵流)狂言方。つまり、狂言は「能」の一部であります。能と狂言は交互に演じられます。
 この授業ではお二人が壇上にしつらえた机に座って、狂言の基本知識を説明したあと、舞台の上で要所の実演がありました。
 たとえば、数歩づつ三角形に歩くと遠くまで来たことになります。田舎を出発して、京に到着とか。
 狂言は、能のように「面」をつけない演目が多いのですが、今回は特別に、狂言に使う面を見せてもらいました。
 きつねなど、いろんな面がありました。大変貴重なものです。
 忠三郎さんは昭和3年生まれ、良暢さんは昭和57年生まれで実際の親子です。相当に年の差があったので、孫かとも思いました。
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(追記メモ)
 能とは兄弟。登場人物は悪人、大名、小名、道行
 複数の演者が同時に発声することあり
 擬音もよく使われる(蔵の戸、普通の戸)
 扇子で各種の小物の代わりを示す、例えば、酒を飲むとき酒の容器にも杯にもなる
 面:動物、蚊(蚊ずもう、蚊と相撲をとる話し)
 「うそふき」(口笛を吹いている表情)
 「ほとけさん」(仏師)
 「ぶあく」(おに)。面を上に傾けると「てる」、下に「くもる」:観客から見ると表情が変わる。(穏やか、怖い)
 かみなり。おにずきん。
 うつぼざる。猿に始まって狐でおわる。
 流派は、大蔵流と和泉流の2つが「協会」に。
 「福の神」
 「曲」の順、ワキ狂言、大名もの、小名、太郎冠者、鬼のでてくるもの、山伏、出家、女
 つけ祝言、必ず最後にやる:「たわらを重ねて 面々に たのしうなるこそめだたけれ」
 
 
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