朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

愛宕山3

2009-11-12 | 京都の文化(秋)
登っていくと、尾根筋にでて突然こんな「こもかぶり」(日本酒の四斗たる)が出現。ご神体は、さて何でしょうか。



落雷で焼けた大きな杉の木が立っていました。

 愛宕さんは、火事から建物を守る神様として信仰されています。つまり、その神社の表参道の真ん中に、焼け跡があるのはいかにも都合がわるい。そこで、雷神を慰めこれ以上悪さをしないよう御酒を供えて祭ってある、と思いました。


 この辺りは、こんななだらか道になりました。




さらに登っていくと、ここが落語に出てくる「カワラケ投げ」。
 今はもうありません。休憩のベンチがあるだけ。

 落語「愛宕山」の一番賑やかなお話しは、ここでの「かわらけ投げ」の場面です。

 浪速のお大尽が太鼓持ち、芸妓を連れて、愛宕さんに参詣する道中の描写が実に快活。
 「その道中の愉快なこと....




 カワラケ投げを、昔、やっていた斜面はこの方向です。

 実は、ここを見てみたかった...でも、今は何もなし..少しがっかり。





さらに淡々と歩いていきました。すれ違う人や前後を歩くは少ない。



水尾の集落からの参道は、ここで合流します。「ゆず」が名物だそうです、今がその季節でしょうか。




しきみ(樒)売りの話しは、明日に。
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