朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

平城京天平祭 秋2014

2014-11-10 | 国内各地の風物
奈良の平城京跡で、こんなイベントがありました。



あいにくの雨空でしたが行ってみました。







復元された第一次大極殿の前に特設舞台が作られていて、「大伴家持 上京の旅」の到着セレモニーをやっていました。

”越中国守として5年間を過ごし、少納言に任命されて奈良の都に上京することになった大伴家持。越中から平城京への旅を再現します”

「万葉集全20巻朗唱の会」が25回を迎える事を記念して、富山県高岡市からリレーウォークで歩いて「上京」された人たちが、天平衣装を身につけて朗唱してくれました。

家持が751年8月に歌を詠みました、「明日は都に向けて・・」

 しな離(ざか)る 越に五年(いつとせ) 住み住みて
  立ち別れまく 惜しき宵かも

やがて平城京の朱雀門が、そして大極殿が見えてきました・・・

 秋の花 種々(くさぐさ)にあれど 色ごとに
  見し明らむる 今日の貴(たふと)さ



初めて、大極殿の内部を見学することができました。

外側には高欄宝珠が並んでいます。



鴟尾(シビ)。金で作られたと想像されています。



高御座。天皇が座る場所です。

これらの記録が残っていないため、京都御所にある大正天皇のものをモデルにして再現したそうです。



天平衣装の貸出もしていたので、それを着て散策している人々がいました。子供用もあって小さな女の子の衣装姿もとてもかわいい。



四神と十二支。



広場では「竹の四神」オブジェの展示をしていました。



ついでに、平城京歴史館を見学、遣唐使の船を再現しています。小さな船に150人もの人が乗って1週間以上をかけて航海したようです。

この歴史館だけは有料(大人500円)でした。展示物には貴重な遺物や美術品はなく、AVによる映像やポスターによる説明でした。でも奈良時代の文化や偉人の様子がよく分かりました。やや子供向けですがね。



朱雀門では、衛士隊による行進があり、門を閉じるための儀式を再現していました。



日曜日でしたが雨のためか観客が少なくて静かに見学することができました。
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