京都左京区一乗寺にある金福寺を拝観しました。(5月27日)
詩仙堂から数百メートルくらい離れたお寺ですが、参詣する人は1/10くらいでしょうか。
受付に人がいなかったので、この板を木槌で叩いてお願いしました。
それほどは広くないお庭ですが、サツキが形よく植えられています。今年は外れの年のようで咲いた花が少ない状況でした。
庭の斜面を登ると「芭蕉庵」があります。
江戸時代の住職鉄舟が京都を訪問した松尾芭蕉をもてなしたことがありました。俳人・与謝蕪村がそのことを知って芭蕉をしのぶ庵を建てて芭蕉庵と命名しました。蕪村のお墓や句碑があります。
アセビが実をつけいてます。
樹齢300年の大きなコケモモの木があり、こちらも実をつけています。梅雨時には赤く実るそうです。
筆塚。
モダンなデザインの文字が彫られたお墓。
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山茶花の節にここを訪れました。
数奇の運命を辿った村山たか女ゆかりの寺ですね。澤田ふじ子さんの小説で詳細を知りました。
歴史に「もし」はないというが、もし男心を誘う美貌がなかったらと思うにつけても哀切さが募ります。