朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

観音めぐり

2010-07-28 | 国内各地の風物
滋賀県、高月町(彦根の北 24キロ)とその周辺の集落には古くから伝来の観音像が驚くほど多く保存され、現代でも強く信仰されています。

 今回、友人たちとこの「観音めぐり」バスの旅をしました。



 予約が必要ですが、JR北陸線木ノ本駅から定期観光バス(季節運行)に乗りました。今回は6箇所の仏像を拝観しました。



 JR駅をからは21名が乗車して満員。道路トンネルを2,3通り抜けて30分位走って渓流に掛かるつり橋を渡ると「医王寺」です。





 お堂の前に建つ石碑には、「国宝」とありますが、戦後に見直しがあり現在は重要文化財指定となっています。

 十一面観音さまが祀られていました。(撮影禁止なので画像なし)

 すらりとし立つスリムな体格に伏せ目の顔立ちのきれいなお姿でした。

 この集落の人々が当番制でお守りと案内を担当しています。そのため、個人で拝観したいときは事前に申し込んでおく必要があります。

 

 その次は「己高閣、世代閣」。十一面観音(重文)と魚籃観音(県指定)を拝観。この地の寺院やお堂に伝わる仏像が多数収蔵されていました。こちらも、当番の方が二名待っていて鍵をあけてくれました。

 魚籃観音は、人々の悩みの数によって三十三通りに変化した観音の一つで、魚を入れる籠、魚籃を持つ像が安置されていました。上半身に衣をつけていないのでとても肉感的な表現を感じます。

 七仏薬師。七体の薬師の木像ですが、七体揃っているのは大変珍しいそうです。その木目は薄い茶色で最近作のように鮮やかでした。石田三成の母の故郷で当地にあった法華寺
の所蔵であったとのこと。
  
 その後の昼食は、お堂に隣接する「己高庵」(食事・売店・宿泊、日帰り入浴施設)でした。  (つづく)
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