朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

糖質制限食(最近の報道)、サイゼリア

2013-03-27 | 食べること、レストランなど
3月19日の新聞報道によれば、「ご飯やパンなどの炭水化物のみを極端に制限して減量する「糖質制限食」について、現時点では糖尿病患者に勧められないとする提言を日本糖尿病学会がまとめた。同学会が制限食についての見解を示したのは初めて。 19日午前の厚生労働省の食事摂取基準に関する検討会で説明された。」との記事があります。(朝日新聞2013-03-19)

日本国民の20%弱(2,210万人)が糖尿病とその予備群(予備「軍」ではない:日経新聞も「軍」と誤記している)になっていると労働厚生省webに記載されています。さらに、年間14,000人が糖尿病でなくなっていると書いてあります。

中高年の人口を分母にしたら、比率はもっと高いでしょう。

なぜ、これほど重要で数多い病気の基本的食事条件について見解が分かれるのでしょうか。

少なくとも、自分自身は予備群であったけれど、糖質制限食を3ヶ月実行してその基準をクリアできました。その後はやや緩和していますが、継続していて何ら異常はなく健常です。

糖質制限食を推進し啓蒙している江部医師のブログには、こうした糖尿病学会に対して具体的に反論や解説が示されています。

例えば、”2004年版のLife With Diabetes(米国糖尿病学会・ADA)によれば(☆☆)、{食べ物が消化・吸収されたあと、糖質は100%血糖に変わり、タンパク質・脂質は血糖に変わりません”、

 ”つまり、米国では糖尿病患者さんに、「炭水化物・タンパク質・脂肪はカロリーを含有している。炭水化物だけが、血糖値に直接作用する。」という生理学的事実を教育しているわけです。米国では患者さんに教育している3大栄養素と血糖のことを日本では、一切説明しません。 糖尿病食事療法において極めて重要な、3大栄養素と血糖のことを、患者さんに説明しないのは、不可思議であり、アンフェアと思います”

 もっとも、今回、日本の糖尿病学会の方の発言が厚労省検討会での議事録や学会の報道発表が公開されていて、「(肥満が多い欧米とは違い)日本人での食事制限のエビデンス(医学的事例)が少ないので、(有効か有害か不明なため)勧められない」、「さらに研究が必要(今後食事療法に関する更なるエビデンスの構築に努めていく所存)」としているようです。

 でも、何年も前からその効果の指摘があり各種事例も多く発表されています(多くは学会での発表や論文ではないが)。学会討論会も開かれ(ただし糖尿病学会の学会ではない)、欧米医学会での発表・論文もあるのに、専門家として相当に怠慢だと感じました。生活習慣病に予防や治療研究に恐らく多額の公的研究費(税金による資金)も支払われていると思いますし。

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糖質制限をしていると、外出時の昼食に困ります。
一つの方法は、ファミレスにいくとパンやご飯は抜きで単品で料理を注文することができます。(サイゼリアの事例)※このレストランチェーンで、特に糖質制限メニューがあるわけではありません。



サラダの種類も増えています。



チキンソテー。 厳密な制限食では、ポテトやコーンも不可ですが、ま、グラム数も多くないので、私レベルでは問題なし。

体重が減少して体が軽くなり、万事快調です。
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