トラッシュボックス

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テレビドラマ「セクシーボイスアンドロボ」11話(最終話) 感想

2007-06-21 23:18:04 | その他のテレビ・映画の感想
 ニコは、自分を殺して周囲の他人に合わせるという術(すべ)を学んだから、三日坊主やルミちゃんが見えなくなったのかと思っていたのだが・・・・。
 あの転校生の子と仲良くなって、「自分に味方する」ようになったのだから、再び見えるようになるのかと思いきや、それでも見えないままラストを迎えるとは。
 ロボには見えるのに。
 「自分に味方する」度合いが、ニコとロボではまだ大きく異なるということか。
 ニコはちょっとヘンな常識人、ロボはすごくヘンな人ということ??

 そして、ロボとあのような別れを迎えるとは。
 いつでも会えると思いつつ、何となく疎遠になってそれっきりということは現実にもよくあるが、何だかそんなリアルな感じが。

 「宇宙で私だけ」というセリフは原作からのものだが、
「私を救えるのは、宇宙で私だけだから」
という最後のモノローグは、原作を超えたと思った。

 堀井憲一郎が述べていたように、このドラマが伝説的カルトドラマとして成功したのかどうかは、私にはよくわからない(失敗しているような気もする)が、私は最後までこのドラマに付き合ってきて良かったと思っている。