出雲国風土記の巻 (風土記の考古学) 価格:¥ 4,719(税込) 発売日:1996-02 |
この『出雲国風土記の巻』は、全5巻の「風土記の考古学」の第4巻です。小田富士雄さんによる編著で、1995年に同成社から出版されました。
現存する風土記は、常陸国風土記・播磨国風土記・出雲国風土記・豊後国風土記・肥前国風土記の5冊しかありません。この豊後国風土記は、霊亀元(715)年~天平十一(739)年に成立したと推定されています。
本書の内容は、以下の通りです。
- 序論: 本書の企画と概説(小田富士雄)
- 『豊後国風土記』の成立(西別府元日)
- 自然遺物にみる原始・古代豊後の食生活(木村幾多郎)
- 山の生活: 大野川上・中流域集落遺跡の調査より(玉永光洋)
- 最古の居館・小迫辻原遺跡(土居和幸・田中裕介)
- 海部の古墳: 海部とヤマト王権(菊田 徹)
- 古宮古墳と大分君(讃岐和夫)
- 「豊国」の装飾古墳(小田富士雄)
- 豊後の横穴墓(池邊千太郎)
- 豊後における古道と駅制(後藤宗俊)
- 豊後の寺々: 寺院跡の調査より(真野和夫)
- 考古学的にみた豊後磨崖仏(賀川光夫)
- 文献解題(西別府元日)